ザック、9回までスイスイ!18勝目
すでにア・リーグ西地区のペナントを決めているアストロズ。158試合目となったこのゲームはMVP候補と言われるアレックス・ブレグマンなどの個人タイトルの行方に興味がシフトしていたのですが、とんでもないゲームとなりました。
アストロズ先発のザック・グレインキ(Zack Greinke )が8回までノーヒットノーランを継続。記録達成に色めき立ったのですが、惜しくも9回1アウト後に記録途絶え、残念!となったのですが、素晴らしいピッチングを見せてくれました。
最遅63.6mphのカーブが有効
ザック・グレインキは終始達観したような投球を披露。先発投手にとっての鬼門の立ち上がりもまったく力みがなく2奪三振からスタート。
スイスイと気づけば5回を終了し、パーフェクト。
6回裏、1アウトからディー・ゴードンに四球を出し、パーフェクトは途絶えてしまうも、この時もフルカウントまで粘っての四球。
またそこで崩れることなく、淡々と「らしい」投球を継続し、気づけば8回を終了しノーヒットノーラン。
すごかったのが、スローカーブ。2イニング目の最後のバッター、ダニエル・ボーゲルバックのときから使い始め、ほとんどが70mph(112.654kmh)前半だったのですが、最遅は6回にカイル・シーガーに投げた63.6mph(102.35kmh)のスローカーブ。
これは行けるかと思ったのですが、9回1アウト後にオースティン・ノラ(Austin Nola )にカーブを合わせられ、LF前ヒットに。ここでノーヒットノーランは潰えました。オースティン・ノラはフィリーズのアーロン・ノラの兄です。
ザックはつづくティム・ロペス(Tim Lopes)にもシングルを許したところで交代。最後はERA 1点台のウィル・ハリスが打者2人を仕留め、ゲームセット。
ザックは9回108球、被安打2、無失点、与四球1、奪三振9で今季18勝目を上げました。ERAは2.93に。
なおゲームは3−0でアストロズが勝利。
アストロズ、18勝以上が3人に
今回のグレインキの18勝でアストロズ・ローテーションは18勝以上が3人となりました。
- J・バーランダー:20-6
- G・コール:19−5
- Z・グレインキ:18−5
なお残りゲームのローテーションですが、以下となっています。
- 26日(木):W・マイリー・・・15勝目狙い
- 27日(金):ホセ・ウルキディ
- 28日(土):J・バーランダー ・・・21勝目狙い
- 29日(日):G・コール・・・20勝目狙い
ALDSは現地10月4日からスタートですので、最終週の登板がちょうどいい間隔になります。
マリナーズの菊池投手は今季ラスト
このゲーム、マリナーズの先発は菊池投手(Yusei Kikuchi)でした。菊池投手は1回表、4番までに3長短打を許す厳しい立ち上がりとなり2失点。ただ、その後は安定し、アストロズ打線を6回、被安打6、失点2、与四球0、奪三振4と抑えました。
マリナーズは残り4試合。菊池投手はこれが今季最後の登板となりました。ひょっとしたら、後ろで使うかもしれませんが、先発としてはこれがラスト。
今季は32スタート、161.2イニングで6勝11敗、ERA 5.46、奪三振116、与四死球56、被安打195、ER 98。
32スタートは皆勤賞ですね。おつかれさまでした。
お読みいただき、ありがとうございました。
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