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【MLBトレード】ヤンキース、マイク・トークマンをジャイアンツへ!左腕のワンディー・ペラルタを獲得(追記あり)

4月のトレード

 現地2021年4月27日(火)、トレードが決まりましたね。ニュースが出た途端に記事にしたかったのですが、残念ながら出勤の時間となったので、速報性はなくなりましたが、こういったトピックも拾っておくのは、後からの振り返りに役立つこともあるので、記載させていただきます。

トレード内容

 今回、ヤンキース、ジャイアンツ間で有名選手のトレードが成立ということに。人の動きは以下です。

ジャイアンツGet

 ヤンキースからジャイアンツには、OFのマイク・トークマンが動くこととなりました。

  • マイク・トークマン(Mike Tauchman/30)OF/ 左投げ左打ち

ヤンキースGet

 ジャイアンツからヤンキースには2人のプレーヤーが動くことに。一人はまだ決まっていません。

  • ワンディー・ペラルタ(Wandy Peralta/29) LHP
  • PTBNL (Player To Be Named Later: 後日指名の選手)

追記:PTBNLが決定

 現地2021年6月1日、ジャイアンツからヤンキースへ移籍する後日指名の選手が決定しました。

  • コナー・キャノン(Connor Cannon/23)DH/1B/RHP 右投右打

選手紹介

マイク・トークマンとは

 マイク・トークマンは1990年12月3日生まれの30才(現地2021年4月27日時点)。2013年アマチュア・ドラフトのロッキーズ10巡目指名。ブラッドレイ大学の出身。デビューは2017年6月で26才の時。結構、遅咲きです。ロッキーズには2018年まで在籍。今回、ジャイアンツに動くのは再び西海岸でプレーということですね。

 2019年3月にフィリップ・ディールとのトレードでヤンキースに。フィリップ・ディールは左腕投手で2019年に10試合、2020年に6試合、リリーフで登板しています。

2019年に活躍

 トークマンのここまでのキャリア・ハイライトで行けば、やはり2019年がもっとも活躍した年になります。2019年はヤンキースがけが人だらけになった年ですね。

 アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、アーロン・ヒックスと外野が全員出揃うことがなかった年ですが、その時に活躍したのがマイク・トークマン。87試合に出場し、260打数72安打、打率.277、OBP .361、SLG .504、HR 13、二塁打 18、RBI 47。打撃よりも守備がよかったと言ってもいいかもしれませんが、レギュラーの穴をよくカバーしたと思います。

 怪我人だらけなのになぜか負けなかったのは、1番はD.J.ルメイヒューが活躍したからですが、このマイク・トークマンの活躍もかなりいいインパクトを残しました。

2020年は結果が出ず 

 しかし、2020年は60試合中、43試合に出場したものの、打率.242、HR 0、RBI 14と苦しんだシーズンでした。盗塁6はまあまあでした。

 2021年はここまで11試合に出場。打率.214(現地2021年4月27日時点)とやはり苦戦。今季のヤンキースの不調を跳ね返すパワーが出ていませんでした。

ワンディー・ペラルタとは

 さて、ジャイアンツからヤンキースに移籍するワンディー・ペラルタは、ドミニカ共和国出身の29才の左腕。リリーバーです。2009年アマチュアFAとしてレッズと契約。デビューもレッズで、2016年のことです。24才の時。

 デビュー2年目の2017年には69試合に登板。ERAは3.76。2018年には59試合に登板し、ERA5.36。

 2019年9月にウェーバーにかけられたところをジャイアンツがクレームオフ。2019年は、レッズとジャイアンツで計39試合に登板し、ERAは5.67。2020年は25試合でERA 3.29、2021年はここまで10試合に登板し、ERAは5.40(現地2021年4月27日時点)。

95mph以上にもかかわらず

 「95mph以上の4シームを持っているにもかかわらず」という枕詞を使いたいのがワンディー・ペラルタ。グランドボール率(ゴロ率)も50.4%と高く、打ち取れる要素があるのですが、いかんせん点を取られてしまうのがワンディー・ペラルタ。

 このパワー・アームを活かすのは結構難しいかもしれません。

コナー・キャノン(追記)

 現地2021年6月1日に移籍が確定したコナー・キャノンは、2019年ジャイアンツの17巡目指名で、二刀流でこれから行くかどうか?という選手。

 2020年はご存知の通り、マイナーリーグがキャンセルになりましたが、2019年はルーキー・リーグとショートシーズンAでプロとしての実績があります。

打者として

 2019年はルーキーとショートシーズンAの2レベルで、37試合に出場。139打数45安打で打率.324、OBP .394、SLG .669、HR 13,RBI 39をマーク。盗塁は0。野手として出場したポジションは1Bのみ。

投手として

 また、プロの投手としてはまだ実績なし。プロ入り前のNCAAでは3年間で11試合、3先発で、8.2イニングのみ。大学では0勝2敗で短いイニングでの失点が響き、ERAは25.96。

 ジャイアンツは二刀流として残していましたが、実質野手で育てていたように思います。ただ、2020年のトレーニング・サイトでどのような育て方をしていたのかは今ひとつ見えないところがあります。 

 はたしてヤンキースでは投手もやるのか?これから注目ですね。

ジャイアンツは左ばかり

 このトレードは、どうもヤンキースの方が分がありそうなトレードです。というのも、ジャイアンツのOFは、マイク・ヤストレムスキー、アレックス・ディッカーソンが左打ち。オースティン・スレーター、ダリン・ラフは右打者ではありますが、マウリシオ・デュボンも含めて内野兼という布陣。

 ここに左打ちのトークマンが入ると、かなり飽和状態です。まあ、競争を意識させるというのがあるかもしれませんが、これがどう出るでしょうか。

 ワンディー・ペラルタの場合は、とにかく左腕のリリーバーは貴重ですから、ハマればかなりの戦力に。

 よって、どうもヤンキース側にメリットがありそうです。これに加え、後日プロスペクトも入る訳ですからね。

4月の動き

 今季は4月に人の動きが多いシーズンですね。記事にはしていませんが、今季からヤンキースに移籍したジェイ・ブルースが4月18日に正式に引退、さらに4月20日にはパイレーツに長く在籍したニール・ウォーカーも引退を表明しました。

 この辺は、2020年の影響も少なからずありそうですね。

 マイナーリーグが5月から始まりますし、また人の動きが増えるかもしれませんね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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