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【WS2024_Gm2】「肩ですね・・・左」大谷、盗塁で左肩を痛める(追記あり)

大谷、WS2戦目にトラブル発生

 現地2024年10月26日、ワールドシリーズGm2がドジャー・スタジアムで行われ、この日もリードオフ、DHで先発出場した大谷選手でしたが、ゲームが終盤に入った7回裏の攻撃の際にトラブルが発生しました。

左肩の脱臼か?

 まずそのトラブルがあったシーンから振り返ってみます。

 7回裏、先頭のミゲル・ロハスがクレイ・ホームズのえげつないシンカーに空振り三振に倒れ、1アウト、ランナー無しで大谷選手の打席に。

 その大谷選手の打席で、ここまでコントロールの良かったクレイ・ホームズは、終盤での追加点を避けるべく「甘いゾーンには投げないぞ」という意思が明らかに伝わってくる形で四球で歩かせます。いずれも97mph前後の強いボールではあったものの、間違いがないようにゾーンから遠いコースへ投げたという感じ。これはもう致し方ないところですね。

2塁への盗塁を敢行

 そして出塁した大谷選手は、2ストライクと追い込まれていた次打者のムーキー・ベッツの3球目にスタート。ムーキーはスウィーパーに空振り三振。そして変化球でのスタートだったものの、捕手のオースティン・ウェルズの送球はほぼパーフェクトで大谷選手は2塁で盗塁死に。

 ドジャースは三振ゲッツーとなったのでチェンジに。

 ところが2塁ベースで大谷選手が起き上がりません。

 トレーナーとデーブ・ロバーツ監督が急遽駆けつけた際、臨場感を出すためにベースに設置されていたマイクから日本語でこう聞こえました。

(大谷)「肩っすね(ですね)

(トレーナー)「うーん?」

(大谷)「肩」

(トレーナー)「どっちの肩?」

(大谷)「左」

(トレーナー)「外れた?」

(大谷)「たぶん」

(トレーナー)「本当に?」

(大谷起き上がりながら体勢を変えるのが痛そうなうめき声)

気になる症状

 あの冷静な高い声は間違いなく大谷選手の声。

 VTRで見ると大谷選手は左足を折ってスライディングする際に送球が気になったのか、左腕で上体を突っ張る様子が映っていました。どうやらその衝撃が左肩に影響した模様。

 ダグアウトに下がる際に、左腕を曲げて固定するように歩く姿から脱臼の可能性も。

 現時点では試合終了直後ですので、なんとも言えませんが、軽症であることを祈るばかりです。

 大谷選手はDHゆえに、ドジャースは選手交代をすることなく、このままゲームを続行。打席が回れば誰かを代打に送ったと思います。

Gm2は3-0

 この日の大谷選手ですが、Gm1同様に総じて早打ちとなりました。積極的も言えます。

 カルロス・ロドンとの第1打席では2球目の96.8 mphの4シームが甘いところに来たのですが、タイミングがズレてCFの定位置より前のフライに。

 1-0とリードした状況での3回裏の第2打席は1アウトから回ってきましたが、ここは徹底してアウトコースへ投げ続けたカルロス・ロドンが89.1mphの大きなスライダーで空振り三振に仕留めます。

 左打席で左投手をうまく打つことで定評のあるマックス・マンシーでさえもロドンのスライダーには手を焼いていたので、これはもう投手の勝ちくらいの投球だったと思います。

 4-1のスコアで回ってきた4回裏の第3打席ではピッチャーは2番手のジェイク・カズンズにスイッチ。2アウト3塁でチャンスの打席でしたが、大谷選手の打球は2塁ゴロとなり、凡退。普段は2Bはもう少し1,2塁間を詰めるようなポジションですが、このときはそれほどシフトしておりませんでした。

 そして7回裏の第4打席で四球となり、上述のトラブルがありました。

 この日は4打席で3打数0安打。

 このワールドシリーズでは2試合を終えて8-1です。

Gm3以降は? 

 ドジャースは2連勝で、いよいよブロンクスへ乗り込んでのGm3ということになりましたが、大谷選手の出場はもうこの怪我の状態次第ということに。

 ブロンクスでは色々なことが起こるのでGm3からGm5までに何かトラブルがあるのでは?と心配していましたが、まさかLAでの2戦目に怪我という事態になるとは思いませんでした。

 冷静な大谷選手のことですので、診断結果から賢明に判断して対処してくれると思います。これの意味は無理して出てほしくないということではあるのですが、LAに帰ってきてからなんとか出てくれればとは思います。

 もしも大谷選手がGm3以降欠場となった場合は、ドジャースはウィル・スミスをDH、リードの良いオースティン・バーンズを捕手にというオプションで行くのではないか?と思います。

 本当に軽症を祈るばかりです。下記は脱臼に関するリンクで敬称から重症まで。

追記:軽症‼️

 現地2024年10月27日、1日が経過して状況が明らかになってきました。

 怪我の症状としては左肩の亜脱臼。心配された関節唇などへの影響はMRIを撮影してまだその診断結果は出ていないものの、かなり楽観的に捉えて良さそうです。ご本人もすでにブロンクスへ移動し、特に医療器具せずにチームに合流した模様。

 ロバーツ監督もGm3の出場を示唆。ただ、念には念を入れて当日の具合を確かめることになるでしょう。ニューヨークのナイトゲームは割と寒い時期に入りましたのでその辺りも考慮することになりそうです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

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