こんにちは(^.^)
2012年5月24日現在、ア・リーグ中地区首位を走るクリーブランド・インディアンス。
インディアンスの記事に”Tribe”?
MLB.comやインディアンスの公式サイトを見ていてよく出てくるのが、このTribe(トライブ)という言葉。
例えば、下の公式サイトの画面キャプチャーには(ちょっと字が小さいですが)、2人の選手の写真の下にこのように書かれてあります。
”Way to go, Ohio! Tribe, Reds cap sweeps”
これはオハイオ州にある2チームが対戦相手をそれぞれスイープした時の見出しで、2チームの強さを表現するのにこのようなコピーがつけられております。
“cap”は動詞で「最後に締める」という意味で、時に野球用語で「ダメ押しをする」という意味で使われることがありますが、ここでは「締める」の意味の方がニュアンスに合っていると思います。
直訳すれば、「オハイオへの道!2チームがスイープで締める」こんな感じになると思います。
一方はレッズのことを指しているのはダイレクトなイメージでつかめると思うのですが、”Tribe”がいきなり出てくると、ん?となるかもしれません。
実際、僕も初めて見たときはピンときませんでした。しかし、”Tribe”の意味を調べてみると、「ああ、なるほどな、インディアンスのことね」とわかったのでした。
そもそもの”Tribe”の意味
そもそものTribe(トライブ)の英語の意味は「部族」。
実際、今のオハイオ州の線が引かれてある地域は、もともと複数のネイティブ・アメリカンの部族が住んでいた地域でもありました。今、ネイティブ・アメリカンの子孫が大変少ないということは何が起こったかはお察しというところです。ここではその問題は置いておきます。
そういったネイティブ・アメリカンの人や文化に近い地域柄から、インディアンスのことをトライブと呼ぶようになりました。
”C”マークのキャップを使用したワケ
インディアンスと言えば、上の写真にもあるような北米ネイティブの方をデザインしたトレードマークが有名ですよね。
これは、「ワフー酋長」という名前がついています。昔「インディアン」と呼んでいた人たちのことを今では「北米ネイティブ・アメリカン」という呼ぶようになった時代ですから、その見地からすると、「インディアン」というチーム名もトレードマークの「ワフー酋長」もなかなか使用しにくい時代です。
チームは、半世紀以上も各団体から訴えられ続け、マークは常に廃止の危機に晒され続けています。同時にチームはそれらの訴訟には頑なに対抗してきました。
そういった流れの中、チームは数年前からボブ・フェラーがいたころの復刻ユニフォームをオルタネイトとして着用することが多くなりました。
上の写真のCAPとジャージのセットが本来のホーム用である当チームですが、昨シーズンあたりから、明らかに”C”のオルタネイトを着る機会が増えました。
Cマークの使用は、表向きは、流行のスローバックという発想に思えますが、実は、訴訟によるマークの廃止を想定して、徐々にワフー酋長を使用しない方向性で動いているのではないか??そう思えてならないです。(これは私の邪推です。)
万が一、訴訟に負けることがあれば、球団は経営できないくらいの賠償金を払わされるでしょうから、そういったことも”C”を多用する理由では?と考えています。
私は、ボブ・フェラーが好きなので、彼が現役の頃につけていたCマークの方がいいんですけどね(^.^)
クリーブランドの場所
クリーブランドのあるオハイオ州の位置は、北米の中ではこんな位置です。
5大湖の下辺りです。
ちょっと小さくてわかりにくくて申し訳ないのですが、地図上、A点が オハイオ州シンシナティ、B点がクリーブランド (クリックで拡大)
オハイオ・シリーズ
■上の地図にどうしてシンシナティ(A点)をつけたのかというと、シンシナティ・レッズ(ナショナル・リーグ)とのインター・リーグがある時は、同じオハイオ州にあることから、オハイオシリーズと呼ばれることから、参考までにつけてみました。
クリーブランドとシンシナティのオハイオ州での位置関係を
拡大すると、このような位置関係になります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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まとめtyaiました【インディアンスのTribe(トライブ)とは?】
こんにちは(^.^) 2012年5月24日現在、ア・リーグ中地区首位を走るクリーブランド・インディアンスですが、MLB.comやインディアンスの公式サイトを見ると、よく出てくるの