かつての1巡目指名が3度目のCWS
現地2019年12月20日、ホワイトソックスが先発ローテーションを獲得しました。ブルワーズからFAとなっていたジオ・ゴンザレスを獲得。1年契約で合意です。
契約内容
契約内容は、1年$4.5Mに加えて$1Mのインセンティブ。2021年はクラブオプションで$7M、$0.5Mバイアウトが入っており、2020年は実質$5M保証ということになります。
ジオ・ゴンザレスはかつてのCWS1巡目
ジオ・ゴンザレスはホワイトソックスへのカムバックとなります。2004年アマチュア・ドラフトの1巡目(全体38位)でホワイトソックスから指名され、プロ入り。
ジム・トームとのトレードでフィリーズへ
しかし、ドラフト翌年の2005年12月にトレードでフィリーズに移籍しました。この時、ホワイトソックスはジオ・ゴンザレスとともにアーロン・ロワンドほか1名をフィリーズにトレード。フィリーズからホワイトソックスにはジム・トーミ(2018野球殿堂入り)が移籍した大きなトレードでした。
再びホワイトソックスへ
さらに、その翌年の2006年12月、再びホワイトソックスとのトレードが行われ、ジオ・ゴンザレスはまたフィリーズからホワイトソックスへ。この時、ホワイトソックスはフィリーズはホワイトソックスからフレディ・ガルシア(元マリナーズの投手。通算156勝)を獲得。
デビューとなるアスレチックスへ移籍
まだあります。デビュー前です。2008年1月、ホワイトソックスがニック・スウィッシャーを獲得したトレードで今度はライアン・スウィーニーらとともにアスレチックスに移籍。
そして2008年にアスレチックスでメジャー・デビュー。2011年で過ごしました。2010年に15勝9敗、2011年に16勝12敗の実績を残しました。
いよいよナショナルズへ
2011年12月、今度はアスレチックスがA.J.コール、トミー・ミローン、デレク・ノリス、ブラッド・ピーコックを獲得したトレードで、他1名の選手とともにナショナルズへトレード。
その翌年の2012年のシーズンには21勝8敗、ERA 2.89を上げ、サイヤング賞投票で3位に入る活躍を見せました。
ブルワーズ→ヤンキース→ブルワーズ
ナショナルズには2018年8月30日まで所属。31日にトレードでブルワーズに移籍。ポストシーズン要員としてのトレードでした。
2018年オフにFA。2019年3月にヤンキースと契約。ヤンキースとは契約の関係で4月22日にリリース。その後、ブルワーズと再契約。そして今オフに、ホワイトソックスへ三度戻ってきたという流れです。
スタッツとアウォードは上記リンクにも記載しています。
2019年のジオ・ゴンザレス
ジオ・ゴンザレスの2019シーズンは、ブルワーズに移ってからスタートしました。19試合で17スタート、3勝2敗、ERA3.50。イニング数は87.1。6月頭から7月下旬まで左腕の痛みでIL入りとなった期間がありました。左腕がヘルシーならホワイトソックスにとってローテーションの一角として機能しそうです。
ホワイトソックスの投手陣
現地2019年12月20日時点のホワイトソックスのローテーションは下記のような布陣です。
- ルーカス・ジオリト(14-9/ERA 3.41)
- レイナルド・ロペス(10-15/ERA 5.38)
- ジオ・ゴンザレス (L)
- ディラン・シーズ(4-7/ERA 5.79)
- マイケル・コペック
- ディラン・コービー(1-8/ERA 7.98)
ジオ・ゴンザレスが入るまでは左腕がおらず、右腕オンリー。ディラン・コービーはブルペンに回ってくると思います。
マイケル・コペックの復帰
というのも、2018年9月7日にUCL断裂が確認され、9月19日にトミー・ジョン手術を行ったマイケル・コペックが2020シーズンに復帰するからです。すでに1年が経過し、2020年のスプリングトレーニングの開始時期の2月半ばで術後1年と5ヶ月になります。3月と4月は多少様子を見るとして、早ければ開幕から、じっくり経過を見るなら5月頃には復帰となりそうです。
コペックが戻ってくるのは楽しみでしかありませんね。あせらず戻ってきて欲しいと思います。そのためのジオ・ゴンザレスの補強でもあると思います。
ブルペン
現地2019年12月20日時点でのホワイトソックスのブルペンはご覧のメンバーです。もし今後、補強するならブルペンになってきそうです。
- アレックス・コロメ(CL)
- ケルビン・ヘレイラ
- ジェイス・フライ(L)
- アーロン・バマー(L)
- エバン・マーシャル
- ジミー・コルデロ
- カーソン・ファルマー
- ホセ・ルイーズ
野手陣はとても良いですからね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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