かなりの反響
現地2021年6月15日、MLBが21日から粘着剤への運用ルールについて公式にアナウンスしたことに対して、投手を含め、代理人のスコット・ボラスなど関係各所から様々な反応が出ています。
なかでも大きな話題となったのはレイズのタイラー・グラスノーではないでしょうか?
タイラー・グラスノー「オフシーズンにやってくれ」
Tyler Glasnow sounds off on MLB’s foreign substance crackdown and how it may have led to injury 😳 pic.twitter.com/47rcTnpk0l
— B/R Walk-Off (@BRWalkoff) June 15, 2021
タイラー・グラスノーは、まず「(こういったルール変更は)オフシーズンにやってくれ。そしてそれにアジャストする機会を与えて欲しい」と言っています。
Do it in the offseason. Give us a chance to adjust to it. But I just threw 80 innings, then you tell me I can’t use anything in the middle of the year. I have to change everything I’ve been doing the entire season. I’m telling you I truly believe that’s why I got hurt.”
「80イニングを投げただけで、シーズン半ばに何も使えないと。 シーズンを通してやってきたことすべてを変えなければならない。 それが私が怪我をした理由だと信じている」と。
I truly believe 100 percent that’s why I got hurt. I’m frustrated MLB doesn’t understand. You can’t just tell us to use nothing. It’s crazy.
「私は100パーセントそれが私が傷ついた理由だと本当に信じています。私はMLBが理解していないことにフラストレーションを感じています。私たちに何も使わないように言うことはできません。それはクレイジーです。」
アレックス・コブ「グリップ強化は必要」
また、エンゼルスの右腕、アレックス・コブは、非常に冷静な視点で語っています。
「スピン・レートを上げるための強力な粘着剤を使用することを禁止するのは良いことだと思う。しかし、グリップを強化することは必要だ」と。
グラスノーは、UCL部分断裂
そのタイラー・グラスノーですが、現地14日(月)のホワイトソックス戦に登板。4イニングを投げて肘の違和感でゲームを退場。
診断の結果、右肘の尺骨側副靭帯(UCL)の部分断裂と屈筋のハリというもうトミージョン手術が目の前に迫るほどの怪我を負い、IL入りとなっています。
手術せずに、治すことを決めてはおりますが、状況が状況だけにどうなるかは定かではありません。
タイラー・グラスノーは、ルーキーイヤーの2019年もセンセーショナルなデビュー後に肘を傷め、シーズンを離脱した期間がありました。
今回は二回目です。
肘の故障と滑り止めに関しての因果関係を話したタイラー・グラスノー。冷静にグリップ強化は必要と話すアレックス・コブ。
ここは投手側の意見としてこういうのがあるというのをひとまずは載せておきました。
今後、もう少し深堀りされていくでしょう。
追記:タイラー・グラスノー、TJへ
現地2021年8月3日、レイズはタイラー・グラスノーがトミー・ジョン手術を受ける予定であると公表。現地8月4日に実施予定です。通常、復帰まで長めに見積もって18ヶ月ほどかかるため、2022シーズンも全休になる可能性も。
お読みいただき、ありがとうございました。
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