ツインズがダブルストライク
現地2019年12月31日、ミネソタ・ツインズが2人のローテーション候補を獲得しました!しかもともに実績のある2人です。左腕のリッチ・ヒルと右腕のホーマー・ベイリーの2人です。
まずはリッチ・ヒルのディールから見て行きます。
リッチ・ヒルのディール
先日、ジレット・スタジアムでトラブルを起こしてしまったリッチ・ヒルですが、その件はすでに民事で罰金を払ってクローズ。
2020年の3月で40才のシーズンを迎えるリッチ・ヒル。2019年は膝の故障と左腕の前腕の屈筋腱の痛みで13スタート、58.2イニングで4勝1敗ながらもERAは 2.45と内容は非常によかったです。よって、このオフの市場においてもかなり需要が高かったところをツインズがゲットしました。
サラリーは1年M
リッチ・ヒルのサラリーは1年$3M保証。ただし、インセンティブが多めで15スタート、75イニングでサラリーを含め$9.5Mとなる見込みです。
ホーマー・ベイリー
M保証
ホーマー・ベイリーの2020年のサラリーは1年$7M保証で、180イニングでインセンティブが設定されています。
2019年5月で34才になるスターター右腕のホーマー・ベイリーは2019年に復活。ロイヤルズとアスレチックスの2クラブを併せて31スタート、163.1イニングを投げ、13勝9敗、ERA 4.57に。この成績が評価されたのでした。
2018年までのホーマー・ベイリー
ホーマー・ベイリーが2019年2月にロイヤルズと契約合意した経緯はやや複雑で、2018年所属先のレッズからヤジエル・プイーグも絡んだブロックバスタートレードで一旦ドジャースにトレードされました。ドジャースへ移籍した直後にはリリースされFAに。そこにロイヤルズとマイナー契約。ロイヤルズでは18スタートで7勝6敗。2019年7月半ばにアスレチックスにトレードされました。アスレチックスへのトレードは戦力として評価されたものです。
ホーマー・ベイリーは2012年9月29日、2013年7月2日と2年連続でNO-NOを達成。ここで彼のサラリーがグンと上がり、2014年2月にレッズと6年$105Mの大型契約を結んだのでした。
ところが、2014年から2018年まで4シーズンは故障に苦しみ、特に2018年は20スタートで1勝14敗、ERA 6.09。契約の関係でレッズは1勝のホーマー・ベイリーに対して約$21Mほどのサラリーを支払うこととなり、完全に損切りする対象となっていたのでした。
エルボー・イシュー
故障の原因は2014年4月にエルボー・イシュー。9月に屈筋腱の手術。そして2015年4月には右肘靭帯を損傷を判明したことがわかり、トミージョン手術を行うことになったのでした。また2017年には右肘に関節鏡視下手術を施しています。
ツインズのローテーション
ともに内容がよかった2019シーズン。ツインズのローテーションに入りそうです。
現地2019年12月31日時点でのツインズのローテーション候補はご覧の通り。もう上位5人でローテーション確定といったところです。
- J・オドリッジ(Odorizzi, J):15-7/ ERA 3.51
- J・ベリオス(Berrios, J):14−8/ ERA 3.68
- M・ピネダ( Pineda, M): 11-5/ ERA 4.01
- リッチ・ヒル(L): 4-1/ ERA 2.45
- ホーマー・ベイリー:13-9/ERA 4.57
- ランディ・ドブナック: 2-1/ ERA 1.59
- ルイス・ソープ(L): 3-2/ ERA 6.18
- デビン・スメルツァー(L): 2-2/ ERA 3.86
ツインズ、ドナルドソンの争奪戦に勝てるか?
ミネソタ・ツインズはジョシュ・ドナルドソン争奪戦にも参戦。ナッツ、ブレーブスとともにヒートアップ中。果たしてドナルドソンをゲットできるか、注目です。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント