”ノンベースボール・・・”は腫瘍だった
現地2020年3月11日当たりから、ボルチモア・オリオールズの主砲であるトレイ・マンシーニ(OF/Trey Mancini)が開幕を離脱するというニュースが出ておりました。ただ、その理由は明らかになっておらず、”ノンベースボール・アクティビティ”、つまり野球の動きに関係のない要因でというだけでした。しかし、ここにきてその要因が判明。
結腸にできた悪性腫瘍の除去手術
現地2020年3月12日、ボルチモア・オリオールズはトレイ・マンシーニが結腸にできた悪性腫瘍の除去手術を行ったことを明らかにしました。
3月1週目に判明
トレイ・マンシーニは3月初旬に体調不良を訴え、結腸の内視鏡検査を行ったところ、悪性腫瘍ができていたことが判明。そのまま手術となったのでした。
復帰予定は3月第3週に判明
悪性腫瘍ということで思った以上に大きな病気でした。広報からは手術が開腹なしで行われたかどうかは明らかにされてはいません。
復帰へのタイムテーブルは3月第3週に明らかとなる見込みです。発表があったということは開腹なしだったのではないか?と推測します。あくまで推測です。
追記:Stage 3
なお現地2020年4月27日にトレー・マンシーニ自身が明かしたところによりますと、進行のステージは3でかなり危なかったことがわかりました。よかったですね!
開幕も難しそう
新型コロナウィルスの感染拡大により、開幕が最低でも2週間延びることとなりましたが、マンシーニがオープニングからスターターのメンバーに入るのは難しいのではないかと思います。
オリオールズ、大きな痛手
チーム編成としては希望的観測に頼るよりは、ある程度の期間はサイドラインに退くことを考えておかなくてはいけません。
2019年はWAR3.3
ジョナサン・ビヤーを2019年オフにアウトライトにし、マーリンズへトレードに出した今季、オリオールズがトレイ・マンシーニ不在で戦うのは非常に厳しいです。
トレイ・マンシーニは2017年、ROY(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)3位に入った逸材。ルーキー・イヤーに147試合に出場し、打率.293を記録。
2018年も156試合に出場。2019年は154試合。ここ3年はオリオールズにとって欠かせない存在となっています。2019年の成績は打率.291、OBP .364、SLG .535、HR 35、二塁打 38、RBI 97でWARは3.3。
まさにクラブの主砲となっていた選手です。
好調クリス・デービスが復活するか?
マンシーニに変わって打撃を牽引してもらいたいのはやはりかつてのHRキングのクリス・デービス。2013年に54HR、2015年に47HRを放った長距離砲もここ2年はいずれも打率1割台と苦しんでいます。
しかし、そのクリス・デービスは今スプリングトレーニングは非常に元気で、ここまで15打数7安打、打率.467でHR 3本。
彼に打撃を牽引してもらわないと3年連続100敗以上は免れない状況です。
補強もありうるか?
マンシーニの復帰が長引くようなことになれば、オリオールズは戦力補強という手に打って出るかもしれません。果たしてリビルドの最中にそういう手に打って出るかは疑問でもありますが、そうでもしないと厳しい結果が待ち受けているように思います。
オリオールズ、どう出るか?見ものですね。
とにかくトレイ・マンシーニの早い復帰を願いたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント