トレイ・ターナーが華麗なスライディングを披露
現地2021年8月10日、フィラデルフィアにてドジャース@フィリーズ戦が行われています。
このゲーム開始までは8連勝と絶好調だったフィリーズ。メッツの地すべりもあり、現地8月6日にはついにナ・リーグ東地区の首位に躍り出ました。
対パドレス、対ジャイアンツなど今シーズンはどの時期にあっても、好調チームの対戦相手として注目されているドジャースとの対戦です。ドジャースはお金を使っている点もありますが、それだけベースとして強さがにじみ出ているクラブとも言えます。
そんな中、好プレーとも言っていい華麗なプレーが出ましたので、ご紹介します。
トレイ・ターナーのスピード
そのプレーが出たのは、6回表。5回表に、コーリー・シーガーのソロHRで1点を先制したドジャース。6回表の先頭打者はトレイ・ターナー。トレイ・ターナーはマット・ムーアの初球の4シームを叩き、CFオーバーの二塁打で出塁。甘いボールでしたね。
つづくマックス・マンシーがCFライナーで倒れて1アウトとなった後、ウィル・スミスがこれまた甘く入った4シームをライト前に運び、追加点。この時、RFのブライス・ハーパーもノーステップでスローイングするなど失点を防ごうとしたのですが、トレイ・ターナーのスピードには敵わず、楽々ホームインとなったのでした。
その時のスライディングがこれですね。もうオリンピアン並みの運動神経というか、まるで氷の上を滑ったかのように、ホームインし、その勢いで立ちました。
Why is this slide so smooth, though? 👀 pic.twitter.com/4Eu3IT8hXi
— MLB (@MLB) August 11, 2021
スタンド・アップ・スライディングは結構誰でもやりますが、力を抜いた立ち方ですね。これはもうスピードがないとここまで出来ないのではないでしょうか。何度も見ても飽きませんね。
バッティング・タイトルでリーダーに!
そのトレイ・ターナーですが、現地2021年6月30日には、サイクル安打を達成。2020シーズンには78安打を放ち、ナ・リーグ1位で、安打製造機の要素も持っています。
ドジャース・デビューは8月6日
マックス・シャーザーとともに、このトレードデッドラインでドジャースに入った訳ですが、本人は西海岸のクラブとのエクステンションは避けたいとの考えを持っていたようですが、このシーズンオフはどうなるか??
COVID IL
通常なら、移籍後すぐにでもフィールドに立つわけですが、トレイ・ターナーのドジャース・デビューは8月6日のエンゼルス戦からとなりました。原因はCOVID19へのテスト陽性反応。現地2021年7月29日からリスト入りしてしまったのでした。
ドジャース・デビューとなった6日のエンゼルス戦は代打での出場。
7日のエンゼルス戦からスタートとして出場。ちょうどコーリー・シーガーが怪我から復帰したばかりだったので、トレイ・ターナーは2Bでの出場となりました。
ドジャースでは2B
以降、2Bでの出場となっており、これにより2Bがメインだったマックス・マンシーが1Bに、コディー・ベリンジャーはムーキーの怪我などもありますが、得意のCFへ。そして3Bはジャスティン・ターナーあるいはクリス・テイラーが入るという布陣で、打撃を優先した配置となっています。
5打数2安打!
トレイ・ターナーはスタートとして名を連ねてからは、リードオフを任されています。この日のフィリーズ戦では5打数2安打をマーク。ナ・リーグのバッティング・タイトル(打率のこと)では、1位のニック・カステヤーノス(レッズ)とわずかの差で2位につけていたトレイ・ターナーでしたが、この日の2安打で.322で1位に躍り出ました。
ついに来たかという感じですね。
大雨に水をさされたエース対決
さて、楽しみだったこのゲームですが、ドジャースがマックス・シャーザー、フィリーズがアーロン・ノラという最高の顔合わせでスタート。シャーザーはもうドジャースのエースでいいですよね??
ともに最高の投球を披露。特にアーロン・ノラに至っては3回終了まで打者9人中、7人を三振に仕留める素晴らしい投球でした。アーロン・ノラは4回表も三者凡退に。
ところが、4回裏、フィリーズの攻撃で、先頭のジーン・セグラがシングルで出塁。次打者のブライス・ハーパーが三振に倒れ、1アウトランナー1塁の状況で大雨に見舞われました。
結局、このレイン・ディレーは1時間44分も続き、肩が冷えてしまったアーロン・ノラ、マックス・シャーザーともに、降板となってしまいました。
そして、このレイン・ディレーでせっかくのノラの好投もフィリーズはリズムが崩れてしまい、5回表と6回表にドジャースに計4得点を奪われるはめに。
フィリーズ打線はシャーザー降板後、小刻みに6人でリレーしたドジャース・ブルペンに翻弄され、無得点。さらに最終回にはマックス・マンシーに特大のHRで追加点も許し、5-0のスコアでフィリーズは初戦を落としました。
雨により、完全に流れが変わってしまいましたね。
ナ・リーグ東地区ではこの日、メッツがナショナルズに1-3で敗れ、ブレーブスがレッズに3−2で勝利。まだメッツが2位ですが、勝利数はブレーブスがメッツと並びました。ブレーブスは4連勝で、そろそろギアが上がってきましたので、ここはフィリーズとしても、粘りたいところです。
連勝中に活躍したリース・ホスキンスが左股関節痛でILに入っているのも痛いところ。
お読みいただき、ありがとうございました。
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