開幕決定から一夜明け
現地2020年6月24日、MLB2020開幕決定から一夜明けました。ファンとしても誠に良い夜だったと思います。ただ、アメリカ本土では、新型コロナウィルスがアウトブレイク中。まだまだ余談を許さない状況ではあります。
ロッキーズのブラックモンが感染
MLBプレーヤーあるいはその関係者の間でも感染が広がっており、ロッキーズのスターでオールスター4度出場、シルバースラッガー賞2度受賞、2017年の打率、安打数、RUNSのチャンプであるチャーリー・ブラックモン(Charlie Blackmon)もテストで陽性反応が出たことがあきらかとなっています。
日本とは環境や生活習慣が違いますから、どうなるかは予測がつきにくいですが、とにかく選手、家族ともに健康な姿で7月1日のスプリングトレーニング2.0に顔を出してもらいたいものです。
フレームワーク決定で選手が動くか?
23日に、2020シーズンの概要が明らかになりました。詳細は下記の記事に書かせていただいています。
やはりナ・リーグにもDHを採用ということと、延長戦は2塁ランナーをベースにつけてタイブレーク方式で行なう点、あるいはロード・ゲームではタクシー・スクワッド方式でロスター外から3名入れ替えることができるという点がゲームに影響を与えそうです。
また新型コロナウィルス前に決まっていた3バッターミニマムや2Wayの登録なども活きています。
ゲームが変わる要素があるということはそれだけ選手も動く可能性もあるということにつながると思っています。
サラリーの問題で未契約FAは鈍化か
動くと言ってもやはり揉めにもめたサラリー交渉があった後では、現在残っている未契約FAのサインの動きはちょっと鈍いのではないかと思います。
主な未契約FAは以下の通りです。
未契約FA(スターター・ピッチャー)
- ヘンダーソン・アルバレス
- 2019年7月、ナッツからリリース
- クレイ・バックホルツ
- 2019年10月、ブルージェイズからFA
- アンドリュー・キャッシュナー
- 2019年10月、レッドソックスからFA
- マルコ・エストラーダ
- 2019年8月、アスレチックスからリリース
- マット・ハービー
- 2019年11月、アスレチックスからFA
- ダニー・サラザー
- 2019年11月、インディアンスからFA
- アービン・サンタナ
- 2019年11月、メッツからFA
- ジェイソン・バルガス
- 2019年11月、フィリーズからFA
未契約FA(リリーバー)
- トニー・シングラーニ(LHP)
- 2019年10月、カージナルスからFA
- マット・アルバース
- 2019年10月、ブルワーズからFA
- ハンター・ストリックランド
- 2020年3月、ナショナルズからリリース
- ショーン・ケリー
- 2019年11月、レンジャーズからFA
- アロディス・ビスカイーノ
- 2019年10月、マリナーズからFA
未契約FA(捕手)
- ラッセル・マーティン
- 2019年10月、ドジャースからFA
今シーズン許されているロードゲームでのタクシー・スクワッド3名の制度ですが、このうち1人は捕手をすすめるというのがルール。したがってラッセル・マーティンも1チャンスあるかもしれません。
未契約FA (野手)
- ヤジエル・プイーグ/OF
- 2019年10月、インディアンスからFA
- メルキー・カブレラ/ OF
- 2019年10月、パイレーツからFA
- ティム・ベッカム/SS
- 2019年12月、マリナーズからFA
NLのDHにプイーグは?
ナ・リーグのDH採用で関心が高まりそうなのが、ヤジエル・プイーグ。2019年は1年$9.7Mのサラリーでした。今季、もしこのサラリーなら$3.6Mほどになります。もう2020シーズンは諦めたというくらいに達観していましたが、果たしてどうなるか?
ナ・リーグのDH採用によって、打てて守れる野手、特に外野は需要がありそうです。
トレードはそれなり活発化
現行のサラリーに追加負担となるFAはやはりクラブ側は見送る可能性が高いと思っています。
そして需要があるのはやはりトレードということになりそうです。
そしてゲームの質次第ですが、2019年のレッドソックスのようなパッチワーク・リレーも想定するなら、リリーバーは需要がありそうです。
けが人の補強
また、トミージョン手術など、けが人もかなりいますので、その欠員をトレードで補充ということもわりと発生するかもしれません。
サラリーカットの対象にはして欲しくない
ここぞとばかりサラリーカットの対象として動かすのはやはりやめてもらいたいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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