ここまで大健闘のDET
現地2020年8月19日、デトロイト・タイガースは、同地区ライバルのホワイトソックスに10-4のスコアで敗れ、7連敗となっております。
しかし、この記事を書いている10日前の現地2020年8月10日、ア・リーグ・セントラルの順位はご覧の通りでした。
【現地2020年8月10日時点】
- ツインズ:11-6
- タイガース:9−5
- インディアンス:10−7
- ホワイトソックス:8−9
- ロイヤルズ:7-10
デトロイト・タイガースは貯金4の2位。投打のバランスが取れたインディアンスと張り合っており、なおかつ前年チャンピオンのツインズとも勝利数の差が2で近接している状況で大健闘でした。
2019年は最下位
かつて、2011年から2014年まではジャスティン・バーランダー、マックス・シャーザーらを抱え、ア・リーグ・セントラル4連覇を果たしていたタイガースもその後は資金面でチームをリビルド。
2015年から2019年までの5年間で最下位を3度経験。2019シーズンはついにかけ数が100を超え、47勝114敗と出口の見えない状況となりました。
オフの補強ではそれなりの選手を獲得出来たものの、実績はありつつもピークを超えた選手が中心となりました。
マット・ボイドで勝てない
そんな中でもタイガースはなんとか好位置をキープ。そこまでは称賛に値する戦いぶりでした。
しかし、エースのマット・ボイドは現地2020年8月18日時点で5試合に登板するも、0勝3敗、ERA9.64。エースで勝てない状況が生まれてきました。
イバン・ノバが怪我で離脱
2番手のスペンサー・ターンブルが2勝1敗、ERA 2.78と健闘するも、ローテーションNO.3として登板していたイバン・ノバが10Day ILに。
また、トミージョン手術明けのマイケル・フルマーは3試合に先発するも、いずれもショートイニングでここまで8.1イニング。ERAも7.56と良くないです。
ここまではNO.2のスペンサー・ターンブルとイバン・ノバが牽引してきたのですが、上述の通り、イバン・ノバが離脱したことにより、いよいよローテーション投手が足りなくなってきました。
ジョーダン・ジマーマンはそもそも怪我で今季は復帰見込みは厳しい状況です。
そして現地2020年8月18日時点で借金生活へ。
【ア・リーグ・セントラル】現地2020年8月18日時点
- ツインズ:16-8
- インディアンス:14-9
- ホワイトソックス:13-11
- タイガース:9-12
- ロイヤルズ:9-14
プロスペクトを温存して勝ってきた
8月10日までのタイガースが素晴らしかったところは、現有のメジャー戦力のみで勝ってきたところです。
ここ5年間の低迷により、タイガースはドラフトでいい投手を補強できており、なおかつ彼らがそろそろETA(=デビュー)となるにも関わらず、そこを我慢して温存してきたのでした。
しかし、ご覧の通り、7連敗となりまたしても最下位が見えてきました。
プロスペクト・ピッチをコールアップ
ここでついにタイガースはスーパー・プロスペクト・ピッチ達の招集を決定。
その第一弾として現地2020年8月18日に、タリク・スクーバルがメジャーに上がりました。
タリク・スクーバルがメジャーデビュー
タリク・スクーバルは現地2020年8月18日のホワイトソックス戦で先発。ついにメジャーデビューとなりました。
先頭打者HRでリズムが狂う
ただ、このゲームは上述の通り、タイガースが7連敗を喫したゲーム。実はタリク・スクーバルはホロ苦デビューとなりました。
初回、先頭のティム・アンダーソンにLFスタンドに放り込まれるHRを打たれ、いきなりの洗礼。さすがの大物プロスペクトもこれで動揺したと見え、つづくヨアン・モンカダ、ホセ・アブレイユに連続ヒットを許しました。
イーロイ・ヒメネスをダブルプレーに打ち取り、やや落ち着いたものの、つづくエンカーナシオンには四球。やはり一発が気になったようです。
ジェームズ・マッキャンをCFライナーで打ち取り、初回はなんとか1失点のみに抑えました。
2回にも連打を許す
つづく2イニング目のマウンドも落ち着かず、1アウト後に3連続長短打を浴びて1失点。さらに犠牲フライとシングルでさらに2点を許し、3失点。
2回表にジョナサン・スコープのHRで1点を返した直後の連打だったので、かなりまずい状況に。
結局、タリク・スクーバルは2イニング、52球、被安打7、失点5、1BB、1SO、1HRという内容。
チームも10-4で敗れたので、タリク・スクーバルに負けがつきました。
第一弾のプロスペクト・ピッチは次回に期待ということに。
ついにケイシー・マイズがデビューへ
そしてタイガースはついにケイシー・マイズをコール・アップ。
現地2020年8月19日のゲームの先発が決まりました。
ケイシー・マイズとすれば、大学時代のライバル、ブレイディー・シンガーがすでにデビューを果たしているので、負けられないところですね。
プロスペクトの力でチームを救えるか!?
楽しみですね。
なお、マット・マニングはまだ呼ばれておりません。
タイガースは攻撃陣もC.J.クロンが怪我で離脱するなど、余計に厳しい状況ですが、ぜひとも若い力でよい波を作ってもらいたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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