揃ってMIN→DET、そして1年.1M
タイガースの話題です。現地2019年12月21日、デトロイト・タイガースはツインズからFAとなっていた1BのC.J.クロン( C.J. Cron)とジョナサン・スコープ(Jonathan Schoop )の2人を獲得しました。2人は2018年オフにFAとなった身。ともに2019年にツインズでプレーし、そして2020年もともにタイガースで1・2塁間を組むこととなりました。
そしてともにディールは1年/$6.1M。まずはC.J.クロンから見ていきます。
C.J.クロン
C.J.クロンは2018シーズンに30HR、74RBIという好成績を上げていたにもかかわらず、2018年11月20日にレイズからDFA(Designated for Assignment)されってしまうという非常にかわいそうな立場に追いやられました。しかし、ウェーバーにより11月26日にミネソタ・ツインズがクレームオフ(獲得)し、2019年はツインズでプレーしました。
もともとLAA在籍
もともとC.J.クロンは2011年アマチュア・ドラフトのエンゼルス1巡目指名の選手。デビューもエンゼルスで2014年、24才の時です。2018年1月にエンゼルスと調停を避け、1年$2.3Mでサインしていました。
ところが、サインから1ヶ月後の2018年2月にレイズとエンゼルス間でC.J.クロンとルイス・レンジフォのトレードが成立。クロンの2018年のサラリー(1年 / $2.3M)もそのままレイズに引き継がれました。
2018年に30HRを放つもレイズからDFA
レイズがクロンをDFAにした理由は調停による年俸高騰を避けたかったからです。2度目の調停となっていたC.J.クロンは2019シーズンのサラリーが$5M近くまで高騰するという市場の判断がありました(実際は$4.8M)。レイズはそれを懸念し、DFAにしたのでした。
そして2018シーズンに30HRの好成績を上げつつもオフにレイズからDFA(40人枠から外れる)にされるという人間不信にでも陥りそうな処置を受け、ウェーバーにかけたところをツインズが拾ったという経緯がありました。
2019年も好成績
2018年11月にツインズと調停を避け、1年$4.8Mでサインしたクロンは2019年も前年並みの活躍を見せました。125試合に出場し、打率.253、OBP .311、SLG .469、HR 24、RBI 78、OPS+ 103。
今度はノンテンダーFAに
2019年も好成績を上げたクロンでしたが、今度はツインズからノンテンダーに。結局FAとなり、タイガースと1年$6.1Mでサインしたのでした。
ジョナサン・スコープ
ジョナサン・スコープのプロフィーズを簡単に記載しますと、元はオリオールズの中心選手なのはご存じの通りです。2018年のトレードデッドラインでジョナサン・ビヤーとのトレードでブルワーズ入り。ブルワーズはポストシーズンを見込んだ補強でした。
2018年オフにノンテンダーFA
ところが、2018年オフにブルワーズはスコープをノンテンダーに。そのままノンテンダーFAとなり、2018年11月にツインズと1年$7.5Mでサイン。
2019年の成績
ジョナサン・スコープの2019年のツインズでの成績は121試合に出場し、打率.256、OBP .304、SLG .473、HR 23、RBI 59、OPS +は102。
2019年オフはFAとなりました(ノンテンダーではなかったです)。
2人はタイガースの右側
タイガースに移籍することとなった2人は、多少のポジション争いをしつつも、基本的にはスコープが2B、クロンが1BもしくはDHで出場することになりそうです。
ケイシー・マイズのデビュー・イヤー
タイガースは2020シーズンにいよいよ豪腕のケイシー・マイズが昇格してきそうです。2019シーズンはマイナーで肩の違和感などもありシーズン途中で投げさせない処置もとられましたが、このままヘルシーにスプリングトレーニングを迎えそうです。
彼の登板に合わせ、頼りになる2人を補強できたのはゲームをつくる上でよい補強だったと思います。タイガースの2020シーズンの飛躍を期待したいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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