マイナー契約とは
マイナー契約を簡単に書くと、「40名のロスター(日本の一軍選手登録に相当。日本は28名。)枠の外で契約すること」をいいます。
分かりにくい書き方ですが、一行で書こうとするとこう書くとこうなります。
そもそも、メジャーリーグのベンチ入り人数は25名です。これは日本のプロ野球も同じ数です。
そして、メジャーリーグは、このベンチ入りの25名に入るために、まず40名のロスター(ROSTER)枠に入らないと、一軍のベンチに入る資格を失うことになります。
40人枠
この40名のロスター枠内で契約を「メジャー契約」といい、一軍に入る資格を保証された上で契約を交わすわけです。選手とすれば、安心です。
一方、マイナー契約は上述した通り、この40名のロスター枠の外で契約することをいいます。選手はメジャーリーグでのプレーを保証されておりません。
3A(スリーA、トリプルAとも言います。)以下のマイナーリーグでプレーすることを余義なくされます。
もっとも、メッツとマイナー契約した高橋尚成投手のように実力が認められればメジャーに上がる可能性はあります。
メジャーリーグの場合は、この40名のロスター枠があるため、40名の内の誰かと契約解除して枠を空けないと実力があっても上に上がれないことになるので、日本の場合と大きく異なると言えます。
よって、日本からMLBに移籍する選手は最初から「メジャー契約」でないとしんどい思いをすると言えます。
ホークスの川さき選手もマリナーズとの「マイナー契約」が噂されていますが、なんとかメジャー契約でMLBに渡って欲しいところです。
ベンチ入り人数 | 25名 = Active Roster |
いわゆる1軍枠 | 40名 = Roster =メジャー契約 |
※上記意外をマイナー契約といいます。
Rosterに入れば、最低年俸が保証されます。
こちらはCollectible Bargain Agreementという労使に関する合意書に規定されており、年度によって代わります。
2018年は545,000ドル、2017年は535,000ドルです。ざっと1ドル100年換算で、5,450万円とか5,350万円ほどです。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
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