オールスター2度のボートが最後の試合に出場
現地2022年10月5日、MLBは2022レギュラー・シーズンの最後の日となりました。
エンゼルス@アスレチックスでは大谷選手が登板。最後まで勇姿を見せてくれましたね。大谷選手の今季の活躍に関してはまた別記事にてアップさせていただきます。
この日がキャリア最後のゲームとなった選手も何名かいると思いますが、予め今季終了で引退を表明したアスレチックスの選手がおります。それが捕手兼DHのスティーブン・ボートです。
初めて名前のスペルを見たとき、「どう発音するのだろう?」といろいろと調べた記憶が懐かしいです。
子供たちのアナウンス
この日、スティーブン・ボートは、5番Cで先発出場。スタートからマスクをかぶりました。この辺は、マーク・カートセイ(Kotsay)監督もクラブ側もいい配慮を見せました。
その第1打席は 2回裏、1アウトから回ってきましたが、クラブ側から粋なプレゼントが用意されていました。
それがボートの3人のお子さんによる、打者紹介のコールでした。
🎙 “Now batting… our dad…” pic.twitter.com/d8zO1uHwDd
— Oakland A's (@Athletics) October 5, 2022
これはなかなかよいシーンでした。こちらは、下記のゲームハイライトの開始14秒から実際にボートがどういうリアクションをしたかご覧になれます。
お子さん達のコールは最終戦にさわやかな風を吹かせたような、そんな素晴らしいシーンでした。
なお、横で”Now Batting”と囁いて教えていたお姉さんは、普段コロシアムで扇状的で気合の入ったコールをしているお姉さんかと思いますが、そのギャップにもちょっとやられました。
最終打席でHR!
そのスティーブン・ボートは第1打席ではSSゴロ、第2打席では四球で大谷選手との対戦はこれで終わり。
7回表の先頭打者で回ってきた第3打席、スティーブン・ボートはやりましたね。
投手は大谷選手からワイズに代わっていましたが、その初球、インコースの難しいボールをRFへHRを放ちました。
これが最後の打席になるだろうことをわかっていながら打席に入り、見事なHR。
現役最後の打席でこのような離れ業を行える選手はなかなかいません。お見事!なお、下記の動画で、上述した場内コールが聞けます。
将来は監督!
スティーブン・ボートは37才。11月1日の誕生日で38才となります。
2007年、レイズから12巡目指名でプロ入りし、2012年にメジャーデビューを果たしました。
アスレチックスに移籍後の2015年、2016年に2度のオールスター出場。その後は複数のクラブから需要があり、主にバックアップの捕手として起用されてきました。
最後の最後にアスレチックスに戻ってきたというキャリアです。
長年、監督してボートを見てきたボブ・メルビンは、ボートのことを将来の監督候補だというほどの人物。
今後のキャリアも楽しみです。キャリア10年、お疲れ様でした。
お読みいただき、ありがとうございました。
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