右肩治療中のシクスト・サンチェス
現地2022年3月3日の情報です。ジョン・ヘイマンさんの伝えるところに依りますと、マーリンズの豪腕右腕で、右肩を傷めているシクスト・サンチェスは、当初は2022シーズンの開幕復帰OKとの見込みが立っていましたが、ここに来て回復はそれほど思わしくなく、マウンド復帰は早くてシーズン半ばの6月あるいは7月頃になりそうだとのことです。場合によってはさらに遅れる可能性もありそうです。
2021年に右肩を手術
シクスト・サンチェスは2021シーズンはマイナーも含めて一度も実践のマウンドを踏んでいません。
2021シーズンはビザの問題とCOVID-19のテストでスプリング・トレーニングへの参加が遅れ、しかもすぐに右肩痛を発症。その後は慎重なスローイング・プログラムを実施し、なんとか2021シーズン内の復帰を目指していましたが、現地2021年7月5日に行われたMRI検査により、右肩の後嚢の一部断裂が発覚。手術となり、シーズン・エンディングとなりました。
11月には開幕OKだったが・・・
マーリンズGMのキム・アングさんは、シクスト・サンチェスの手術の際に、「2022年のオープニング日に彼が一緒にいることを望んでいる」と語っていましたが、残念ながらそれは叶わず。
シクスト・サンチェスは2021年11月に「(2022年の開幕は)100パーセントだ」と語っていただけにかなり残念なニュースとなりました。
フィリーズからマーリンズへ
シクスト・サンチェスはもともとフィリーズが誇るトップ・プロスペクト・ピッチでした。現地2019年2月7日にフィリーズがJT.リアルミュートを獲得したトレードでマーリンズへ移籍。
フィリーズは将来のことを考えると、他のクラブへ出してはいけない投手でしたが、この頃、マーリンズはJT・リアルミュートをトレードの黄金カードとしてちらつかせており、かなり強気に出ていたため、彼を出さざるを得なくなったという経緯があります。それくらい高い評価を受けていた投手。
2020年にデビュー
その噂の豪腕はパンデミックによって短縮となった2020シーズンにメジャーデビュー。7試合に登板し、ERA3.46(132ERA+)、奪三振率3.00をマーク。ROY投票では7位に入りました。ポストシーズンでは2度登板。8イニングを投げて被安打8、失点4、8奪三振をマークしました。
カブスとのワイルドカード・シリーズではダルビッシュ投手と投げあったこともあましたね。マーリンズがNLDSに進出するのに大きく貢献しました。
肩はとにかく時間がかかります。まずは完治を願うばかりです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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