2022年の大谷選手のゲームが終了
現地2022年10月5日、MLBのレギュラーシーズン最終日、大谷選手が今季28度目のマウンドに立ちました。
シーズン最終日、昨年同様に登板日の後もゲームに出続け、疲労もピークだったと思いますが、今季のラスト3登板はいずれも中5日での登板。ブリスター・イシューも抱えながら、直近の9月29日まで4戦4勝と勝ち星を上げ続けていただけに、最後に16勝目を!と願いましたが、僅差のスコアとなり、敗戦投手になってしまいました。
最終戦の結果は、5イニング、69球で被安打1、失点1、BB1、奪三振6という内容。
ケン・ウォルディチャックが好投
素晴らしい投球を見せていた大谷選手でしたが、相手アスレチックスも負けていなかったです。最終戦に登板したケン・ウォルディチャックが絶好調のトラウトもいる中、エンゼルス打線を7回、被安打3、スコアレス、1BB、4SOを上げる好投を見せ、シーズン2勝目を上げました。好調エンゼルス打線もこの日のウォルディチャックにはかなり苦戦しました。
エンゼルスは8回表に、ルーキーのローガン・オホッピーのタイムリー・シングルとマイク・トラウトの40号HRで2点を奪い、1点差まで追い上げましたが、わずかに及ばず、3-2のスコアでアスレチックスが勝利しました。
エンゼルスは今季、73勝89敗。アスレチックスは60勝102敗でフィニッシュとなりました。
今季の大谷選手の成績
今季の大谷選手の成績を記しておきます。
投手成績
項目 | 成績 | メモ |
登板試合数 | 28 | AL最多は 33 (G・コール/N・ピベッタ) |
IP | 166.0 | 162.0の規定投球回数をクリア |
勝利数 | 15 | 15勝9敗はAL4位タイ |
ERA | 2.33 | AL4位 |
SO | 219 | AL3位 |
相手打率 | .203 | AL6位 |
SO9 | 11.87 | AL1位 (MLB2位) |
投球数 | 2629 | AL18位(MLB1位はC・バーンズの3,274) |
打撃成績
項目 | 成績 | メモ |
PA(打席数) | 666 | AL9位。502PAの規定打席数をクリアー |
打率 | .273 | AL 25位 |
OBP | .519 | AL 18位 |
SLG | 2.33 | AL5位 |
OPS | .875 | AL5位 |
HR | 34 | AL4位 |
BB | 72 | AL7位 |
SO | 161 | AL5位 |
XBH | 70 | AL3位タイ |
間違いなく投手寿命を延ばしたシーズン
今季、シンカーを完全にものにした大谷選手。今まで動くボールとしてはカット・ボールを投げておりましたが、その逆の変化も身につけたということで投球の幅が広がり、4シームのときほどフィニッシュで力を使わないことから、肩肘にも影響は少なくなりました。よって、投手としての寿命もまだまだ伸びそうです。
2023終了後にFA
すでに2023シーズンのサラリーが$30Mと決まった大谷選手。2023シーズン終了後にFAとなりますが、2刀流のサラリーの算定は非常に難しいです。エンゼルスはまだ時期が未定なものの、オーナーも代わりますので、その影響も含め、やはり今後も目が離せませんね。
あらためて思うのが、現代の野球でしかもMLBというハイ・レベルなところで、2刀流を成し遂げ、ともに素晴らしい成績を上げているのが、日本人プレーヤーであるという事実。今、歴史を見ているようなものですね。
今シーズン、お疲れ様でした。とにかく体を休めてもらいたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント