大谷選手は2ヶ月連続!ボットは意外にも初
現地2021年8月2日、7月のPOM (Player of the Month)が発表され、ア・リーグは2ヶ月連続でエンゼルスの大谷翔平選手(Shohei Ohtani)が、ナ・リーグはレッズのジョーイ・ボット(Joey Votto)が受賞しました。日本で言うなら、月間MVPということろです。
Congratulations!
【AL/大谷】2ヶ月連続は2012年以来
なお、2ヶ月連続でのプレーヤー・オブ・ザ・マンスの受賞は2012年以来のことで、ア・リーグでは2012年4月と5月に連続受賞したジョシュ・ハミルトン(Josh Hamilton)以来。当時はレンジャーズに在籍。
また、直近での2ヶ月連続受賞も2012年のことで、こちらは当時パドレス(ナ・リーグ)に在籍していたチェイス・ヘッドリー(Chase Headley)が8月と9月に連続で受賞しています。
ジョシュ・ハミルトンは計5度のPOM
ちなみにジョシュ・ハミルトンの2ヶ月連続受賞は2度あり、1度目は2008年の4月−5月です。ジョシュ・ハミルトンは2008年4-5月、2010年6月、2012年4月-5月と計5度もPOMを受賞。さらに言うと、2007年4月にはROM(ルーキー・オブ・ザ・マンス)も受賞しています。そしてなぜか4月、5月に受賞月が偏っているという傾向がありました。
【AL】大谷選手、7月は9HR!
大谷選手は2Wayでご覧の数字を残しました。
打者としては23試合、101打席、85打数24安打。9 HR、6 二塁打、19 RBI。打率.282、OBP .396、SLG .671、OPSが1.067。盗塁は4、四球が16です。
オールスター前後
オールスターが2021年7月13日に行われ(記事)、大谷選手はALのスターターとして特例でDHでも出場しましたが、そのオールスター前の追い込みがすごかったです。7月2日から11日までの9試合で、HR 5、RBI 7 、打率.294、OBP .400、SLG .794でOPSは1.194。
HR競争の影響とあるいは疲れも出たオールスター後は、7月16日から31日までの計14試合で、HR 4、RBI 12、打率.275、OBP .393、SLG .588、OPS .982。かなり凹んだ印象もりました。事実、SLGが下降しましたが、全体の数字を見ると、よくぞこれだけの数字を残したなと思います。普通は半月で4HRも出ませんし。
7月はキツい!ゲレロJr.でも7HR
なお、6月のセンセーショナルぶりから比べると落ちます。これはどの選手もそうで、疲れが出ることです。
AL HR ランキング2位のヴラディーミル・ゲレロ・Jr.の2021年7月の成績はどうだったかというと、23試合で、打率.286、OBP .358、SLG .583、OPS .941。HRは7、二塁打は5、RBIは17。
22才と若く、さらにHR競争後のスランプも想定して出場しなかったゲレロ・Jrの数字でもこれです。体力的にも非常にキツい時期です。生身の体で仕事をしているんですからね。ちなみに、バッファローのやや狭いスタジアムを使用しての数字ですから。
ピッチングでもERA 1.35
また、ピッチングでも3試合に先発し、20.0イニングでERA 1.35、奪三振17。
【NL】ジョーイ・ボット
レッズは7月に16勝10敗と非常にホットなクラブでした。その牽引役がジョーイ・ボット。
ジョーイ・ボットは7月、26試合で116打席に立ち、94打数30安打。打率.319、OBP .440、SLG .734、OPS 1.174をマーク。HR 11、RBI 25、二塁打は4 。
7試合連続HR
なんと言っても、7月23日から7月30日まで7試合連続HRを達成。しかも1試合2本のマルチHRが2度ありましたので、この間、9HRを放ちました。
7試合連続HRは2番目の記録。
連続試合HRのレコードは8本で、1993年7月20日から28日にかけてマリナーズのケン・グリフィー・Jr.が達成。そのほかにもヤンキースのドン・マッティングリーが1987年7月8日から18日にかけて、そしてパイレーツのデール・ロングが1956年5月19日から28日にかけて達成しています。
7試合連続HRは、2018年に当時ブルージェイズにいたケンドリス・モラレスが達成。ほかにも2006年にレンジャーズのケビン・メンチ(Kevin Mench)が、2004年にジャイアンツのバリー・ボンズが、2002年にインディアンスのジム・トーミが達成しています。
レッズ、猛追
現地2021年8月1日を終えた時点でレッズはシーズン56勝50敗。NLセントラル2位。首位はブルワーズの63勝43敗。レッズはNLのワイルドカード争い3位。2位がパドレスで61勝。背中が見えています。
15シーズン目のジョーイ・ボットがこのままクラブを引っ張るかどうか。
残り2ヶ月。キーマンの活躍が注目されますね。
ピッチャー・オブ・ザ・マンス(2021年7月)
なお、Pitcher of the month(ピッチャー・オブ・ザ・マンス)には、ALはヤンキースのジェイムソン・タイヨンが受賞。31イニングで4勝0敗、25SO、1.16 ERAをマーク。
ナ・リーグはドジャースのウォーカー・ビューラーが受賞。32.1イニングで3勝0敗、1.67 ERA、38 SO。
ルーキー・オブ・ザ・マンス(2021年7月)
また、ルーキー・オブ・ザ・マンスは、ア・リーグがタイガースのエリック・ハース(Eric Haase)が受賞。2011年ドラフトのインディアンス7巡目指名。キャッチャー、LF、1B。28才のルーキーです。23試合で、打率.265、OBP .319、SLG .627をマーク。17 Run、22 安打、3 ダブル、9 HR、29 RBI。
ナ・リーグはホットなレッズからジョナサン・インディア(Jonathan India)が受賞。25試合に出場し、打率 .319 (91打数29安打)、20 Run、7ダブル、4 HR、12 RBI、 18 BBで、SLGは .527。
お読みいただき、ありがとうございました。
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