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【MLB 契約】大谷選手の2023年のサラリーが決定!調停を避けて30Mドルで合意

2023年終了後にFAとなる一つの目処が出来る

 現地2022年10月1日、大きなニュースが入ってきましたね。

 大谷選手とエンゼルスの2023年のサラリーが決定。調停を避けて$30Mで合意しました。2022年終了後にMLSが5.000になる大谷選手は2023年が調停ステータスのラスト・イヤー。2023シーズン終了後にMLSが6.000を超え、FAの資格を得ることになります。

 一体、FA市場でのサラリーはどれくらいになるのか?まるで検討がついていませんでしたが、とりあえずは$30M/年という一つの目処が出来ました。ただし、二刀流の選手へのサラリーがどうあるべきかの解を提示したわけではありませんでしたね。

調停ステータス史上最高額

 これまでFA前の調停のステータスの選手の最高額は、2020年1月にムーキー・ベッツとレッドソックスとの間で結ばれた$27Mでした。

 今回の$30Mは調停ステータスでは史上最高額の契約となりました。

  • 大谷翔平(LAA):$30M(2023)
  • ムーキー・ベッツ(BOS):$27M (2020)
  • ノーラン・アレナド(COL): $26M (2019)
  • ジョシュ・ドナルドソン(ATL) $23M (2018)
  • ブライス・ハーパー(WSH): $21.625M (2018)
  • ムーキー・ベッツ(BOS): $20M (2019)
  • デービッド・プライス(DET): $19.75M (2015)
  • アンソニー・レンドン(WSH): $18.8M (2019)
  • ジェイコブ・デグロム(NYM): $17M (2019)
  • クリス・デービス(Khris Davis/OAK): $16.5M (2019)
  • マニー・マチャード(BAL): $16M (2018)
  • ホセ・アブレイユ(CWS): $16M (2019)

 なお、年間のサラリーが$30Mを超えるのは20人目です。

調停ステータスでの上昇額もNO.1

 現在の大谷選手の契約は以下の通り。

  • 2年/$8.5M (2021-22)
    • 2021年2月8日に調停を避けてサイン。(調停のレンジは $3.3M-$2.5M)
    • 支払い:$3M(2021)、 $5.5M(2022)

 今季のサラリーは$5.5Mゆえ、$24.5Mの上昇額。調停選手でこれだけアップするのも史上初のことです。

今の5.5MドルはROY後の2年間の反映

 なお、現在のサラリーが$5.5Mと活躍の割に安いのはROYを獲得した2018年より後の、2019年、2020年シーズンの成績の反映です。二刀流で投手、打者ともにフルシーズンで活躍する前。

投手打者
2019登板なし106試合
.286/.343/.505
18HR/ 62 RBI
2020
(短縮)
2試合/ 1.2 IP
0勝1敗
44試合
.190/.291/.366
7HR/ 24 RBI

前年MVP+2年連続ASG2人分と考えるとバーゲン

 やはり$30M/年をどう捉えるか?という議論になってくるかとおもうのですが、前年にMVPを獲り、2年連続でオールスターに出場した選手が2人いると考えるなら、バーゲンセールの価格ということになってしまいます。

LAAは3人で100Mドル超え

 なおエンゼルスは、マイク・トラウト、アンソニー・レンドン、そして大谷選手の3人だけで2023年は$100Mを超えることになります。

【2023 エンゼルスの主要3人のサラリー】

  • マイク・トラウト:$35.54M
  • アンソニー・レンドン:$35M
  • 大谷選手: $30M

※金額は2023年の支払額ではなく、贅沢税上のサラリーのAAV(均等割)です。

クラブのリスク 

 働いた分の対価を正当にということになると、大谷選手の場合は2人分のサラリーが妥当になります。

 ただ、クラブ側のリスクとしては、2021年と今季のエンゼルスがまさにそうであったように、果たしてフルシーズンで3人揃い踏みとなりますか?というところです。誰かが怪我をすると、相乗効果がかなり落ちます。今季はレンドンの離脱も大きかったですし、金額が決めにくいのはここの課題がクリアーになっていないからです。

 思えば14連敗となったり、マッドン監督が解雇されたのも怪我人の影響。なお、マッドン監督の解雇は間違いだったことはその後も浮上しなかったことから明らかでしたね。

新オーナーへのアピール 

 エンゼルスは現オーナーのモレノ氏がクラブを手放す方向で動いております。

 現時点の進捗は明らかではありませんが、ナショナルズのオーナーも代わりそうです。ナショナルズの買収で進んでいた話がエンゼルスの譲渡話により、また様相が変わってきているはずで、というのも購入する側とすれば、エンゼルスの方に手を上げたくなるからです。

 その魅力がやはり大谷選手。純粋な目線ではありませんが、ビジネスとしてもその方が価値があるのも明白。

 ただ、長期でのエクステンションが出来ずに今のところ、予定通り2023年終了後にFAとなることから、場合によってはシーズン途中でのトレードもまだ考えられます。

 2023年も大谷選手はいるよというアピールでもあるでしょう。

GMは?

 オーナーが代われば、現GMも代わるでしょう。エプスタインの名前も上がっていましたが、彼の考えがどうなのか?まではわかりません。もし来れば、面白いですね。

 以上、大谷選手の2023年のサラリーについてでした。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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