8回2ヒッター!
A masterpiece from Shohei Ohtani. pic.twitter.com/kSxUfALvbq
— MLB (@MLB) June 23, 2022
前日に延長11回までDHとしてフル出場し、2HR、8RBIを上げた大谷選手。その翌日の現地2022年6月22日は投手としてマウンドに上がりました。もちろん、この日もP-DHとして出場し、2番打者としてのマウンドです。
2番だと1回表の投球を終えてすぐに打席が回ってくるので、普通に考えて相当ハードな仕事ぶりです。
この日の投球ですが、非常に良かったですね!!!
キャリアハイの13K
ロイヤルズ相手で、昨シーズンHRキングを争ったサルバドール・ペレスが左親指を傷め、この日はスタメンにはいなかったのですが、当たりが出てきたボビー・ウィット・Jr.をはじめ、なかなか手ごわい打線でもありました。
立ち上がり、厄介なウィット・メリフィールドにシングルを打たれた後、アンドリュー・ベニンテンディにもRF前にシングルを打たれ、連打スタートという形になりましたが、その後は女房役のマックス・スタッシとも息がぴったりと合い、落ち着いた投球を披露。変化球をうまく使いながら、97-98mphのファストボールを時折り交え、後続を打ち取ると、奪三振ショーとなりました。
2回以降はヒットレス
この日浴びた安打は立ち上がりの連打のみ。2回以降はヒットレスで許したランナーは6回表、1アウト後にウィット・メリフィールドに与えた四球のみ。ロイヤルズは完全にノーチャンスで、2回と4回は3者連続三振という素晴らしい投球。
結果、8イニングまでマウンドに上がり、108球の熱投!被安打2、スコアレス、BB1、奪三振13というとんでもない投球内容を見せてくれました。
この日はカーブ、スライダーがとりわけ良くて、組み立ても楽だったように思います。
奪三振13はキャリアハイです!
今季は投手としての出来が素晴らしいですね。
打線はリンチに苦戦
結果、5-0のスコアで終わってみれば、完勝ではありましたが、打線はロイヤルズ先発のダニエル・リンチ(25才)に手こずり、5回途中まで3安打と苦戦。
5回裏、リンチに疲れが出たのか四球絡みで満塁としたところに、デービッド・マッキノンが犠牲フライを放ち、ようやく1点を先制。
7回表を終わって1-0の僅差でゲームが動いたのでした。
追加点が入ったのは7回裏で、ルイス・レンヒーフォの二塁打と、デービッド・マッキノンのシングルで2点を追加。3−0としました。
ネヴィン監督はここで「降りても」と思ったようですが、大谷選手の方がむしろ「8回も行く」と強い意志を見せ、続投となり、8回2ヒッター・ピッチングを披露したという流れです。
エンゼルスは8回裏にもベラスケス、ウォードのタイムリーでさらに2点を追加。大谷選手を援護しました。
9回はライアン・テペラが登板。三者凡退に抑え、エンゼルスが5-0とロイヤルズを下しました。
大谷選手はこれで6勝目(4敗、ERA 2.90)。
エンゼルスはこのシリーズを1勝2敗とし、なんとか連敗を止めました。
デトマーズがマイナーへ
なお、エンゼルスは前日に5失点を喫したリード・デトマーズをマイナーへオプションしました。デトマーズはその前のドジャース戦においても4回途中4失点と2回続けてのゲームメイクに失敗。5月10日のレイズ戦でノーヒットノーランをマークしたものの、ちょっと疲れが出ているのかもしれません。
エンゼルス、ローテーションも一人欠くことになり、状況は厳しいままですが、ここをなんとか乗り切りたいですね。
それにしても大谷選手、ナイスピッチングでした。見ていても、燃えましたね!
お読みいただき、ありがとうございました。
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