3試合ぶりの一発に安堵
エンゼルスは地元アナハイムでヤンキースを迎えての3ゲームシリーズ。現地2021年8月30日のGame1はなかな見どころが多いゲームとなりました。
なんと言っても大谷選手に一発が飛び出し、ホッとなさった方も多かったのではないかと思います。というのも、2位以下の猛追が激しく、ロイヤルズのサルバドール・ペレスが38号。一旦はヴラディーミル・ゲレロ・Jr.を抜き、単独2位となりました、しかし、同日、ゲレロ・Jr.も2HRを放ち、38号で再び並んでおります。
コーリー・クルーバーが先発
ヤンキースの先発はコーリー・クルーバー。右肩を傷め、5月25日のブルージェイズ戦以来の3ヶ月ぶりの登板です。今季はこの登板で11度目の先発。現地2021年5月19日(水)のレンジャーズ戦ではノーヒットノーランも達成しました。肩を傷めたのはこの後のことでした。
一方のエンゼルスは、ロスターを調整したがゆえに、ローテーションの人数が少なくなったため、この日はリリーバーのマイク・メイヤーズが登板。オープナーです。
ヤンキースが2点を先制
初回、ヤンキース打線はマイク・メイヤーズに襲いかかりました。D.J. ルメイヒューとアンソニー・リッゾの2連続二塁打でまず1点。さらに、ジャンカルロ・スタントンの3Bゴロがダブル・プレーとなる間に、リッゾがホームインして2点を先制。
このときのエンゼルスの5-4-3のダブルプレーはよかったですね!あんなゴロでよく2つもアウトを取ったと思います。
メイヤーズは2回は落ち着き、無失点。
ジャック・メイフィールドがグランドスラム
2点を先制されたエンゼルス。またこのままゲームが崩れるのかと思いきや、2番手のサム・セルマンが好投。さらに、アンドリュー・ウォンツも1回をピシャリと抑え、ヤンキースへの流れを食い止めました。
そして4回裏、大谷選手が三振に倒れ、1アウトになった後、打線が繋がりました。フィル・ゴセリンとジャレッド・ウォルシュがシングル、そして、ジョー・アデルがアウトコースの難しいボールをLFへ弾き返し、タイムリーシングルで1点。スコアは1-2。
さらに、四球でランナーが溜まり、満塁となったところでジャック・メイフィールドが価値有るグランドスラムを放ち、エンゼルスが一気に5-2とゲームを引っくり返しました。
エンゼルス、またリリーバーで追いつかれる
しかし、直後の5回表、ホセ・キハーダ(José Quijada)とスティーブ・シーシェックの2人がヤンキース打線に捕まってしまい、3点を返され5-5のタイゲームに。またいつものパターンかというそのときでした。
大谷選手が42号!
5回裏、ヤンキースは投球制限をかけていたコーリー・クルーバーを降ろし、アンドリュー・ヒーニーをマウンドに。そしてイニングの先頭に大谷選手。
アンドリュー・ヒーニーは、28日に右手に投球を受けたばかりの大谷選手のインコースへ遠慮なく投げ込む、強気ぶりを発揮。単に抜けていただけかもしれませんが、初球、2球とちょっと危ないボールでした。なお、大谷選手が、パドレスのライアン・ウェザーズのボールを受けましたが、これは空振りとみなされ、記録上は三振です。野球のルールの不条理なところですが、ボールを避ける動作に関しては一考した方がいいかもしれませんね。空振りを取られないようにして、避ける動作が二の次になり、大怪我をするケースも、あるので。
その3球目。カーブが真ん中高めに入ったところを大谷選手は見逃しませんでした。これがRFスタンド奥に入る大きなHR。Exit Velocityは118.0mph(189.9kmh)、距離431フィート(131.369 m)。
このHRでエンゼルスが6−5と1点をリードすることに。42号は大きな一発でした。
その後、エンゼルスは6回裏に、フアン・ラガレスの三塁打で1点を追加し、7-5に。しかし、7回表、ハビー・ゲラがジャンカルロ・スタントンにCFへ大きな2ランHRを打たれ、またしても7-7のタイ・スコアに。
8回裏、エンゼルスはフアン・ラガレスのタイムリーで1点を勝ち越して8-7に。最後は、ライセル・イグレシアスが締め、今季28セーブ目を上げ、Game1に勝利しました。
大谷選手はこの日、4-1、1HR、3三振という成績でした。すでに20盗塁も決めている大谷選手ですが、この日は盗塁はなし。
登板回避へ
31日のGame2に登板予定だった大谷選手ですが、投球を右手に受けた影響で回避することになりました。パッドの上にだったとは言え、投球する側の手でしたし、痛みもあったようです。なお、X線の結果はネガティブで骨に異常はありません。
ヤンキースのSS、アンドリュー・ベラスケスはこの日は3-1。
Game2も楽しみですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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