リグレーでも大きな声援!
カブスの鈴木誠也選手が好調です。
現地2022年4月19日、リグレーで行われたレイズ戦においても2打席目と4打席目にそれぞれシングルヒットを放ち、計2安打。カブスの勝利に貢献しました。
そのうちの1本は二塁打になりかけたところをランディー・アロウザリナに刺されれ、アウトになったもののシングルヒット扱い。ただ、隙あらば前の塁へという積極姿勢は見ていて気持ちいいです。
ちなみに1打席目はレイズのSS、テイラー・ウォールズのスローイング・エラーで出塁。3打席目はジェイソン・アダムスから右肘に死球を受けて出塁。この日は、全打席で出塁を果たしました。肘への死球ですが、左肘につけていたパッドをかすめる死球であったため、問題なさそうです。
開幕10戦、最高のスタート
19日のレイズ戦はカブスにとっても開幕10戦目となったゲーム。全試合に出場している鈴木選手にとっても10試合目。ちなみに、鈴木選手は開幕7戦目となった4月15日のロッキーズ戦では代打で1打席のみの出場でした。それ以外はコンプリート・ゲーム。
そして打順は、6番が3回、5番が5回、そして上述のレイズ戦ではついに4番に入りました。どんどん任せたくなるような活躍ですからね。
全試合で出塁、9試合12安打、4HR
ここまで鈴木選手は出場した全試合で出塁を果たしています。代打での出場となった15日のロッキーズ戦も四球を選びましたので、凡退はしておりません。
そして先発出場した9試合で、28打数12安打、二塁打2本、HR4本、11 RBI、9 Runs、打率.429、OBP .564、SLG .929、OPS 1.493というロケットスタートぶりを披露。
しっかりと調整して臨んだ
思えば、CBA更新のタイミングでメジャー挑戦となり、しかもいつもなら、あっさりと更新するところが、ちょうど変革期でMLBは選手たちをロックアウト。これで鈴木選手の交渉もストップしてしまいました。
3月11日にロックアウトが解除となり、カブスとの契約が決まったのが、16日。この時点で開幕まで1ヶ月を切っていました。
日本人プレーヤーの野手で言えば、筒香選手の苦戦が脳裏に焼き付いていて、しかも筒香選手の場合は、コロナパンデミックによるスプリングトレーニング中断、約4ヶ月空いて短期間のサマーキャンプ、そして60試合のシーズン突入と、苦戦の原因は初年度にボールに馴染む機会が減ったからではないか?とも筆者は思っていました。
ファストボールに弱い面も2020年のスプリングトレーニングをしっかりこなしていれば、ひょっとしたら早い段階で修正できたのではないか?とも思っていました。ただ、今回の鈴木選手の活躍を見ると、個人でそれぞれ違うものなのだと、痛感した次第です。
鈴木誠也選手は開幕戦ですぐにシングルヒットを放ち、3戦目で早くも初HR。そしてその翌日の12日のパイレーツ戦ではマルチHRを達成。いみじくも相手チームには筒香選手がいましたね。
明るい選手なので、不調によって苦悩に満ちた表情を見るのは辛いものがあるなと思っていたため、このような順調どころかロケット・スタートを切れて本当に良かったと思います。
NL Player of the weekを受賞
現地2022年4月19日、鈴木誠也選手は、2022年4月17日締めのナ・リーグのPOW(Player of the week)に選出されました。すごいことですね。
2022年は4月10日に1週目のPOWの締めがあって、ナ・リーグはノーラン・アレナド(カージナルス)が、ア・リーグではアレックス・ブレグマン(アストロズ)がそれぞれ受賞。17日締めの週はア・リーグではホセ・ラミレス(ガーディアンズ)が選ばれております。
これから明るみになるスキル
鈴木誠也選手を見ていて安心なのはスイングが強いということ。打撃で右中間スタンドにも運ぶパワーは評価されていると思います。それに加えて、すでに何度も見せている走塁のスピード。これも魅力です。この日はアロウザリナに刺されてはしたものの、2塁へのスピードは相当速いものを感じさせましたし、死球で出塁した7回裏にイアン・ハップのタイムリーで2塁から生還したスピードも良かったと思います。
さらに、5回表、レイズのジョシュ・ロウがRFの鈴木選手のところにタイムリーを放ちましたが、ホームへの送球の動作、その送球の速さも光るものがありました。
ますます楽しみですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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