PHI、デビュー前の選手に延長オファー
2018シーズン、3月29日の開幕まであと片手でカウント出来るようになりました。
怪我人の情報なども入っていて、カージナルスのアダム・ウェインライトが左太ももの肉離れでリターンの目処が立たない様子です。イチロー選手は頭部死球の影響はないようで安心なのですが、その前に痛めたふくらはぎの具合が今ひとつで、様子見です。
何かいい意味でバタバタとしてきましたね!
現地2018年3月25日は、景気のいいニュースが入ってきました。
スコット・キンガリーに6年延長
1月のトップ・プロスペクトの発表で35位にランキングされた内野手、スコット・キンガリー(Scott Kingery)がフィリーズから6年延長のオファーをもらいました!
2018年から2023年までの6年の延長で、総額2,400万ドル。
驚くことに、キンガリーはメジャー未デビューの選手です。
キンガリーの動画
契約の内容
尚且つ、その次の3年間の2024、25、26年もクラブオプションではありますが(フィリーズ側が再契約するかどうかを決める)、1,300万ドル、1,400万ドル、1,500万ドルで契約するという内容まで盛り込まれており、計6,600万ドルの価値。
過去の例
未デビューの例
未デビューの選手が契約延長するのはアストロズのジョン・シングルトンのみ。2014年に契約しました。
デビュー直後の例
またデビュー後であれば、今季からSFGに移籍したエバン・ロンゴリアがデビューから6ゲームこなした後に6年1,750万ドルの契約をしています。
スコット・キンガリーとは
スコット・キンガリーは2018年4月29日で24才になる内野手。
特別若い訳ではありません。アマチュア・ドラフトは2015年に2巡目でフィリーズから指名を受けています。
マイナー時代
2017年はダブルAとトリプルAでプレー。両レベルで打率.304、HR26、打点65の成績を残しています。
もう確実に力をつけているのがわかる選手ですね。
守備がうまい
フィリーズがこれだけ肩入れする理由の1つは、守備が非常にうまい点が挙げられます。
ゴロさばきも然ることながら、その強肩たるやマニー・マチャドやノーラン・アレナドかと思うほどのストロングアームです。見応えがあります。
盗塁
そして、スター性と打撃ですね。ルックスも人気が出そうな感じですし、何よりほぼ5ツールと言っていい身体能力だと思います。
内野手なので外野手ほどの走力は求められませんが、盗塁も2017年は29を数えています。
開幕はマイナーですが、すぐに上げてくると思われます。
フィリーズの狙い
フィリーズはキンガリーを囲い込みました。
未デビューゆえに博打の要素もあると言えばありますが、マイナーでの動きを見て「行ける!」と判断し、複数年で囲い込んだということだと思います。
デビュー後、大活躍した上で再契約となると年俸も上がりますし。
本人にとってはどうなのでしょうか?
延長終了後
年齢的に30才手前でのFAとなりますが、もっと稼げる可能性もあります。難しいところですね。
29才でのFAでグンと年俸が上がって複数年契約をしたとして、33、4才で再度FAとなった場合、今年のように年俸が高額すぎて行き先が決まらないということも十分にあり得ます。
だとしたら、今回のオプションくらいの金額なら結構妥当かもしれません。
フィリーズ経営陣がそこまで見据えて契約したのかはどうかは定かではありませんが、とにかく上で早く見たい選手なのは間違いありません!
皆様もご納得の行くプレーを見せてくれると思います!
お読みいただき、ありがとうございました。
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