現地2018年12月29日、複数のクラブから注目が集まっている選手がおりましたので、まとめてみました。
アダム・オッタビーノの動向
2018年のサラリーは700万ドル。33才になったばかりでERAは75試合で2.43。
レッドソックスの状況
クレイグ・キンブレルの落ち着く先は、資金力から言ってレッドソックスかと筆者は踏んでいるのですが、まだ不透明な状況。
贅沢税の課題
2009年の贅沢税基準額の$206Mを超えるのは間違いなく、しかもペナルティーのもっとも高い、$40M超えのトータル$247Mをさらに超えそうな見込みです。頭の痛いところはそこです。
仮に$40M超えとなるとペナルティーの金額が$25Mを超えそうで、FAのいい選手を1人ないし2人をキープできる金額となります。
その辺は連覇という目標次第で、払う覚悟は十二分にできているとは思うのですが、さすがに少しでも安くとは思いますね。
仮にアダム・オッタビーノに落ち着いたとすると、キンブレルはさすがに条件を下げざるを得なくなるでしょうね。
ヤンキースの状況
マチャード獲得に前進する前に、ブルペンを強化したい模様。
現状ではアロルディス・チャップマンのクローザーを筆頭に、デリン・ベタンセス、チャド・グリーン、トミー・ケインリーがおり、もうこれで十分だろうと思うのですが、まだ行くようです。
ターゲットはアダム・オッタビーノ、自軍からFAのデービッド・ロバートソン、ザック・ブリットン獲得の可能性を探っております。
その他、ホワイトソックス、元いたロッキーズも獲得に関心があります。
ソニー・グレイ
2018年650万ドル。調停の年。
ローテーション右腕に注目が集まっています。ブルワーズ、パドレスが強い関心を持っています。
ブルワーズの事情
ここに来てブルワーズがグレイ獲得に参戦してきました。
先発も任せられるホアキン・ソリアのアスレチックス行きが決まり、ジオ・ゴンザレスはFAで出ていくことが決定してはおりますが、ブルワーズはそれなりに仕事を任せられるローテーションは揃ってはおります。
ローテーション状況
ただ、二桁を上げた柱がチャシーンのみ。チェイス・アンダーソンもおりますが、2人はしっかりと作りたいところであります。
ジョーリス・チャシーン(15勝8敗)、チェイス・アンダーソン(9勝8敗)、ジュニオール・ゲラ(6勝9敗)、ザック・デビーズ(2勝7敗)、ウェイド・マイリー(5勝2敗)、フレディー・ペラルタ(6勝4敗)。
リリーフとの兼用でブランドン・ウッドラフ(リリーフ込で3勝0敗)、コービー・バーンズ(リリーフで7勝0敗)ほかリリーフ兼用ならかなり粒ぞろいです。
ソニー・グレイはFAではないため、誰かをトレードに出す必要がありますが、ブルペンの誰かとグレイの交換は十分にあり得ると思います。ちょうど上述した通り、ヤンキースはブルペンが欲しいですから。
手塩にかけたと言わんばかりの良いブルペンを出すのはちょっともったいないかなとは思いますので、先発要員から出すつもりかもわかりません。
パドレス
オフの雄、右腕が欲しいパドレスも興味津津のようです。何度も書かせていただいた通り、質のよいプロスペクトを放出する必要が出てきます。
ロビー・レイ
2018年395万ドル。調停の年。
2018年1,320万ドルのダラス・カイケルに代わって注目を集めているのはロビー・レイ。この人はいいピッチャーですね。
27才になったばかりの左腕で、2018年は6勝2敗に終わったものの、2017年に15勝5敗、ERA 2.89を上げております。
左腕を熱望するフィリーズ、そしてモートンを失ったアストロズが関心を抱いております。
ただ、Dバックス側はプロテクトしたい模様。さすがにエース候補ですから。Dバックスはザック・グレインキもトレードの噂が立っておりますが、二人とも残すのではないかと思われます。
ジョシュ・ハリソン
パイレーツからFAのジョシュ・ハリソンにも複数のクラブが関心を寄せております。
31才でパイレーツ一筋のベテランは、2018年は2Bと3Bのみを守りましたが、本来はキャッチャー以外どこでも守れるユーティリティーです。右打席ですので左打者の制約もありません。
2019年のプロジェクション(予想成績)は打率.259、HR10、RBI43とチームの攻撃力のつなぎ以上になれる逸材。
この選手にフィリーズ、エンゼルス、ジャイアンツが関心を寄せています。
2018年は1,025万ドル。
パイレーツはどうも再契約しそうな気配がありませんので、バイアウトの100万ドルを払いそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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