ボビー・ウィット・ジュニア
2019年アマチュア・ドラフト、ロイヤルズ1巡目指名、全体順位2位の期待のSS。2019年アマチュア・ドラフトはオレゴン・ステートのスーパー捕手、アドリー・ラッチマンが全体1位でしたが、全体指名順位2位のロイヤルズはオリオールズがボビー・ウィット・ジュニアを指名しないかハラハラしていました。
それほど評価の高かった内野手。
19才ゆえ、2019年はルーキーリーグ。成績は37試合、164打数、43安打で、打率は.262、2塁打2本、三塁打5本、HR1本。RBI 27、BB 13、盗塁が9。
本来ならハーパー並みのデビューも
Pre-2020のトップ・プロスペクト・ランク100ではすでに10位にランクイン。ブライス・ハーパーも19才でデビューしましたから、ダブルAで実績を積めば2020デビューもあり得ますが、今のところマイナーのゲームは開催されない予定(現地2020年5月30日時点)。2020シーズンはまだデビューとまではいかない可能性が高いですが、大いに期待できる逸材です。
2020年はシングルAスタートの予定でした。
父はメジャーで142勝
お父さんはレンジャーズなどメジャーで16シーズンも活躍した右腕のボビー・ウィット(Bobby Witt)。1986年から2001年まで現役。通算142勝157敗、現役最後のDバックスでワールドシリーズ・チャンプを経験。
ブレイディー・シンガー
こちらは筆者も大いに期待している右腕です。2018年ロイヤルズ1巡目指名、全体順位18位。フロリダ大学で活躍した右腕。
もともと高校時代から注目されていて、2015年にトロント・ブルージェイズが2巡目で指名しました。しかし、ドラフト後にフィジカルの部分でブルージェイズが入団を見送り、フロリダ大学ゲーターズで投げることになったのでした。2018年のNCAAでは12勝3敗。タイガースから指名されたケイシー・マイズと大学1、2を争う活躍を見せていました。
ブレイディー・シンガーは2018年6月にロイヤルズから指名を受け、サインしたものの、この年はプロデビューせず。
デビューは2019シーズンからです。2019シーズンはシングルAプラスとダブルAで計26試合、148.1イニングに登板。両レベル合わせて12勝5敗、ERA2.85。SO 9は8.4、BB 9は2.4。
キレのよいファストボールがベースですが、彼の持ち味はシンカーとスライダーのコンビネーション。スライダーの評価は非常に高いです。
ロイヤルズはおそらく彼をローテーションの5番目当たりに起用すると思われます。
母に車をプレゼント
なお、ロイヤルズからは$4.25 Mのサイニングボーナスがありましたが、それを使わず、母に車をプレゼントしたという優しい面を持った投手。感謝の心がある選手は応援したいですね。
とにかく投げ方もかっこいです!!
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