一発のあるハンター・ドージャーがDFAに
今季、苦戦の続いているロイヤルズ。現地2023年5月21日のゲームを終えて、14勝34敗とALセントラルの最下位に沈んでいます。今季、戦力を大きく放出して苦戦しているアスレチックスの10勝38敗をわずかに上回っている程度の勝率です。
そんなロイヤルズがロスター調整を行いました。
現地2023年5月22日、INFで一発のあるハンター・ドージャー(Hunter Dozier)をDFAにしました。
ハンター・ドージャー、今季は打率.183
パンチのある打撃が魅力のハンター・ドージャーですが、今季はとにかく打撃不振。ここまでHRは2本だけ。打率.183、OBP .253、SLG .305。91PA (打席数)で三振が29とほぼ3回に一度は三振を喫している状況でした。
もともとは3Bですが、今季は1BあるいはOFのコーナー・スポットも守っていましたが、厳しいシーズンとなっていました。
ハンター・ドージャーが最も輝いていたのが2019シーズン。139試合に出場し、146安打を放ち、打率.279、OBP .348、SLG .522。HR 26、二塁打 29、三塁打 10、RBI 84。この活躍があっただけに期待値が大きかったのです。
ハンター・ドージャーの契約
ハンター・ドージャーの契約はマルチイヤー・ディールには違いなかったのですが、ちょっと低めの金額だったということで割りと珍しい内容でした。今季でMLSは5.060でしたので、FA前の囲い込み契約でもありました。
- 4 年/$25M (2021-24) + 2025 10M クラブオプション
- 2021年3月21日にサイン。
- 2021年のサラリーとして調停を回避して$2.72Mでサインしていたのを上書きした契約。
- サイニング・ボーナス: $1M
- $2.25M(2021)、$4.5M(2022)、$7.25M(2023)、 $9M(2024)、$10M(2025クラブオプション+$1M バイアウト)
- PA数に応じたパフォーマンス・ボーナス
- アウォード・ボーナス
- 2021年3月21日にサイン。
FA前でしたので、最初は低く、後半に上がるという内容でもありました。
ロイヤルズの残債
2024年までの契約でしたので、ロイヤルズは2023年の$7.25Mの半分以上に加えて、2024年の$9M、さらに2025年のクラブオプション未行使の場合のバイアウトの$1Mが残債となります。ざっと$14Mほど。
今後
今後はハンター・ドージャーをどう見るかによって変わってきます。
今季の実績を考えれば、移籍だと契約を引き継ぐことになるので手を上げるところはなさそう。ウェーバーで手を上げるところがあるかどうかですが、一旦はこのままリリースされそうに思います。
成績不振でも移籍後に輝くことがあるので、他クラブがどう評価するか?ですが、状況を見守りたいところ。
ニッキー・ロペスが復帰
ハンター・ドージャーが抜けて空いたロスターにはILに入っていたニッキー・ロペスが復帰して埋めることが決まっています。
ニッキー・ロペスは、虫垂炎を患って、10 Day ILに入っていました。ニッキー・ロペスはWBCのイタリア代表でも活躍。非常に厄介な存在でしたね。良い選手です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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