好循環のブレーブス、追い込まれたドジャース
現地2021年10月20日、前日のGame3ではシリーズの流れを変えるのではないか?と思われるほど、ポストシーズンならではの粘りを見せ、勝利したドジャース。この勢いで再びいい流れを呼び込み、連勝と行きたかったところですが、NLCS Game4は、ブレーブスの良いところばかりが目立つゲームとなり、ついにドジャースが追い込まれました。
ブレーブス 9, ドジャース 2 (ATL 3勝1敗)
ブルペン・デーでウリアスに勝利
この日のドジャースの先発は、Game2でもリリーフで登板したフリオ・ウリアス。なんとしてもというのが見えた投手起用でしたが、むしろ良かったのはブレーブス投手陣。
この日はブルペン・デーで、ジェシー・チャベスが先発し、ドリュー・スマイリー、クリス・マーティン、A.J.ミンター、タイラー・マツェック、ウィル・スミスとつなぎ、ドジャース打線を見事、4安打に抑える好リレーを見せました。
ドリュー・スマイリーが見事にゲームメイク
オープナーを使った場合、2番手の出来が鍵を握りますが、ジェシー・チャベスの後を継いだドリュー・スマイリーが、2回から4回までの3イニングを無失点。この間、ブレーブスは2回と3回に2点うずつを奪っていたので、得点直後にしっかりと締めたドリュー・スマイリーの好投は非常に大きかったと思います。
5回2アウトまで取った後に、2連打を浴び、降板。その後をリレーしたクリス・マーティンがA.J.ポロックにタイムリーを打たれたので、スマイリーに自責点2がつきましたが、十分すぎる好投でしたね。
ウリアス、力を発揮できず
一方のドジャース先発のフリオ・ウリアスは、5回を投げて被安打8、失点5、与四球2,奪三振3。痛かったのは被本塁打の3本でした。
エディー・ロザリオ、5-4、2HR
現地2021年9月19日に、サイクル安打を達成しているエディー・ロザリオ。
今季は、FAとしてインディアンスと1年/$8Mでサイン。そして7月末にパブロ・サンドバルとのトレードでブレーブス入り。
今ポストシーズンでは打撃、走塁に大活躍で、この日は1、2番ではなく、5番打者として起用されました。そしてご覧の成績。
- 2回表: 左中間に先制のソロHR
- 3回表: RFオーバーのトリプル
- 5回表: RFへシングル
- 7回表: 三振
- 9回表: RFへダメ押しの3ランHR
もはやサイクル安打を超えた塁打となりましたが、この大当たりはブレーブスにとっては大きかったです。
エディー・ロザリオは今ポストシーズン、30打数14安打、打率.467、OBP .515、SLG .733、OPS 1.248、HR 2、RBI 8、Run 5,TB 22。
アダム・デュバルも攻守に活躍
さらに、ブレーブスはこの日、アダム・デュバルも攻守で活躍。ロザリオの後の5番に入ったデュバルは、2回表の第1打席で、エディー・ロザリオの先制ソロの直後に、Back to BackとなるソロHR。
第2打席は申告敬遠。第3打席では犠牲フライで3打数1安打、2RBI。さらに2回裏の守備では、ギャビン・ラックスのHR性の当たりをリーピング・キャッチ。スマイリーをフォローしました。
ブレーブスの良いところが目立ったゲームとなりました。
LAD、Game 4は粘るか?
この日、ポストシーズンに強いジャスティン・ターナーもハムストリングス痛で失ったドジャース。あれだけの巨大戦力も投手のリソースが枯渇しています。
シーズン中は、パドレスとジャイアンツを相手に死闘を演じ続けてきたので、これだけ厳しい戦いを強いられていれば、ポストシーズンはさぞかし強かろうと思ってところ、むしろ当たり前のように投手のリソースを削る文字通りの消耗戦になったわけです。
いよいよ追い詰められたGame5。マックス・シャーザーもショートレスト過ぎて疲れ気味です。カーショウは怪我、プライスはロスターアウト、バウアーは7月から戦力としてカウントされていない状態。本来なら勝負強いダスティン・メイに預けたいところでしょうが、彼はトミー・ジョン手術のリハビリ中。
もうオープナーしかなさそうです。
一方、ブレーブスは満を持して、マックス・フリードが登板。どう考えてもブレーブスに勝機がありそうです。しかし、何が起こるかわからないのがポストシーズン。
Game5の行方をしっかりと見届けたいと思いますね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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