【MLB2022】リード・デトマーズがイマキュレート・イニングを達成！しかし、エンゼルスは敗れる

デトマーズ、キャリアハイ12K

　現地2022年7月31日、レンジャーズ＠エンゼルス戦で、エンゼルス先発のリード・デトマーズ（Reid Detmers）が小気味よい投球を披露。立ち上がりこそボール先行で制球に苦労したものの、その後はmid-90mphのファストボール小気味よく決め、さらにスライダーそしてmid-70mphのカーブを効果的に使い、素晴らしい投球を見せました。

　デトマーズは7回を被安打3、失点2、自責点1、BB3、奪三振12と見事にゲームメイクしたのですが、エンゼルスは敗れてしまいました。

イマキュレート・イニングを達成

　そのリード・デトマーズは2回にイマキュレート・イニングを達成。

　エジキエル・デュラン、コール・カルフーン、そしてチャーリー・カルバーソンに対して、3者連続3球三振を決めました。

　女房役はマックス・スタッシで、面白いリードをしました。コール・カルフーンにはすべてスライダーで3球三振、チャーリー・カルバーソンにはすべて4シームでの3球三振。カルバーソンへの初球はほぼど真ん中で危なかったんですけど、うまく狙いを外したというところです。

イマキュレート・イニングは今季3度め

　デトマーズのイマキュレート・イニングは今季3度めの達成です。またエンゼルスのフランチャイズ史で行けば、ノーラン・ライアン（1972)、ギャレット・リチャーズ（2014)に次いで3人めの達成です。

デトマーズ、今季はノーヒッターも達成　

　リード・デトマーズは現地2022年5月10日のレイズ戦でノーヒットノーランを達成。エンゼルスが最も良かった時期ですね。

【MLB2022】エンゼルス、またしても好循環！２２才、リード・デトマーズがノーヒット・ノーランを達成

エンゼルス、またしても好循環！２２才、リード・デトマーズがノーヒット・ノーランを達成

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2022.05.12

　今回、イマキュレート・イニングを達成しましたので、ノーヒットノーランとイマキュレート・イニングを同じシーズンに達成したのはルーキー史上初となります。

マイナーから復帰後に質が向上

　デトマーズはノーヒッターを達成後、5月17日と5月25日のレンジャーズ戦で2試合併せて9.2イニングで、被安打8、失点8とかなり打ち込まれておりました。

　そして6月中盤から調子を落し、6月15日のドジャース戦で4回途中4失点、6月２１日のロイヤルズ戦では5回で5失点を献上。6月２２日にマイナーへオプションとなりました。

　マイナーでは１試合のみの登板ですぐにメジャーに上がったのですが、トリプルAで6回、１失点、奪三振14をマーク。ここでしっかりと調子を取り戻し、7月８日に復帰。この間に見事にチューンナップしてきましたね。

　ルーキーですし、疲れもあったのでしょう。

　メジャー復帰後は、4試合、24.0イニングを投げ、SOは31、HR0、ERA は1.79と高品質の数字を残しています。

　このまま大谷選手とともにエンゼルスの投手陣を盛り上げてもらいたいところです。

大谷も援護

　初回に１点を失ったデトマーズですが、直後の１回裏、２番の大谷選手がRFライン際に三塁打を放ち、援護。ルイス・レンヒーフォのタイムリーで同点に追いつきました。

　さらに２回裏にもアンドリュー・ベラスケスの犠牲フライで追加点。2-1と勝ち越していたのですが、５回にレンジャーズに同点に追いつかれてしまいます。

　その後、エンゼルスは７回にあと１本が出ず、無得点。

　９回表、ホセ・キハーダが3失点を喫し、これを跳ね返すことが出来ず、2-5のスコアで敗れました。

• Game Score

　エンゼルス、直近３０試合の打率は.209でMLB最下位。ピッチャーが頑張ってもなかなか勝てないわけですね。

　トレード・デッドラインはもうすぐそこです。

　大谷選手の件も含めてどういう結果になるのか、注目ですね。ノア・シンダーガードは出ていくのでしょうね。

　お読みいただき、ありがとうございました。