現地2018年10月27日、ワールドシリーズ2018 Game4が行われ、レッドソックスが終盤に逆転。9-6で勝利し、シリーズ3勝目を上げ、WSチャンプに王手をかけました!
【P】
- BOS: E・ロドリゲス(5.2)→バーンズ(0.1)→ケリー(2.0)→キンブレル(1.0)
- LAD: R・ヒル(6.1)→アレクサンダー(0.0)→マッドソン(0.2)→ジャンセン(1.0)→フローロ(0.2)→ウッド(0.1)→前田(0.1)
先発はロドリゲスとヒルに
前日のマラソンゲームでGame4の先発がまったくわからなくなった両チームですが、レッドソックスは登板実績のあるレフティー、E・ロドリゲスが先発。ドジャースは当初の予定のR・ヒルを変えると言っていたものの、熟慮の末、そのままヒルを指名しました。
JBJが控えに
Game3で上位打線が機能しなかったレッドソックスはやはりベニンテンディーを起用することに。左腕対策をしいています。
【BOS】
- ベッツ CF RHB
- ベニンテンディー LF LHB
- ピアース 1B RHB
- J.D.マルチネス RF RHB
- ボガーツ SS RHB
- ヌネス 3B RHB
- ホルト 2B LHB
- バスケス C RHB
【LAD】
- フリース 1B RHB
- マンシー 2B LHB
- ターナー 3B RHB
- マチャード SS RHB
- ベリンジャー CF LHB
- プイーグ RF RHB
- テイラー LF RHB
- バーンズ C RHB
一方のドジャースもレッドソックス先発が「レフティー」との公言がありましたから、右打者を多めにフリースをリードオフにもってきました。ドジャースは左右関係なくピダーソンも入れた方が怖いと思うのですが、やはり確率を重んじた起用のようです。
ただ、レッドソックス打線はまったくの沈黙!理由はリッチ・ヒル!
リッチ・ヒル、7回途中1ヒッター
ヒルは1−3回にそれぞれ四死球で1人ずつランナーは出したものの危なげない立ち上がり。中盤5回に8番のバスケスにシングルを許したのみで、まるでレッドソックス打線を寄せ付けませんでした。前日のビューラーよりもリズムがあって、このままレッドソックス打線は完封されそうな雰囲気がありました。カーブがすごいです。どことなくカーショウっぽくなったように思うのは気のせいでしょうか。
ヒルはワールドシリーズに強いんです。とBaseball referenceさんがつぶやいておりました。
- 2017 G2: 4.0 IP, 3 H, 1 R, 7 SO
- 2017 G6: 4.2 IP, 4 H, 1 R, 5 SO
- 2018 G4: 6.1 IP, 1 H, 1 R, 7 SO
リッチ・ヒルは91球、7回1アウトランナー1塁で交代したのですが、レッドソックスにとってはこのまま投げられた方が嫌だったと思います。なんで代えたんだろう?無難に行ったのがかえって傷を広げた格好になったと思います。
一方のE・ロドリゲスも5回までは集中力のあるいいピッチングを披露。せっかくのチャンスを絶対に活かしてやるという気合がみなぎっていたような投球でした。ロドリゲスも5回までは被安打2という投球でした。
経過
- 6裏(LAD): フリースが死球で出塁。マンシー三振、ターナーが二塁打を放ち、1アウト1、3塁。マチャードが敬遠で満塁。次打者のベリンジャーが1Bゴロ。BOSは3-2-3のDPを狙い、3塁ランナーをアウトにするもバスケスの送球がベリンジャーと重なり悪送球に。ベリンジャーはちょっとラインの内側を走ってはいたんですけどね。このスキに2塁ランナーのターナーが生還し、1点(BOS 0-1 LAD)。さらに2アウト1、3塁でプイーグが3ランHRを放ちリード拡大(BOS 0-4 LAD)。
- 7表(BOS): 先頭のボガーツが四球で出塁。ヌネスは三振で1アウト。LADは投手がヒルからアレクサンダーに交代。アレクサンダーはホルトにストレートの四球を与え、役目を全うできずに右腕マッドソンに交代。1アウト1、2塁という状況。8番バスケスのところで、この日ベンチスタートのJBJが代打に。しかし2Bフライで2アウト1、2塁。投手の打順でPHにモアランドを起用。これがズバリ的中。初球の高めのChgupをライトに3ランホームラン(BOS 3-4 LAD)。BOSは一気に一点差に。
- 8表(BOS): ピアースがこの回から登板のジャンセンを捉え、同点HR(BOS 4-4 LAD)。
- 9表(BOS): LADは右腕フローロが登板。1アウト後、ホルトが二塁打で出塁。捕手の打席で代打デバース。デバースはセンター前にタイムリーを放ちBOSが1点を勝ち越し(BOS 5-4 LAD)。2アウト後、ベッツが歩かされて1、2塁。LADは左腕ウッドに交代。次打者のベニーはサード内野安打を放ち満塁に。LADは前田投手に交代。ピアースがスライダーを強振。走者一掃の二塁打に(BOS 8-4 LAD)。続くJ.D.は四球で1、2塁。ボガーツがセンター前タイムリーを放ち、2塁からピアースが還って9点目(BOS 9-4 LAD)。
- 9裏(LAD):キンブレルが登板。B・ドージャーがストレートの四球で出塁。続くヘルナンデスがレフトへ2ランHRでLADは2点を返す(BOS 9-6 LAD)。その後、ターナーにシングルを許したもののデバースの好守備などで追加点を許さず、ゲームセット。
マチャード、また踏む
この日、ゲームの入り方をミスしてしまったのか調子のよくなかったキンブレル。結構やばかったのですが、デバースの好プレーに助けられました。
このプレーの素晴らしさだけを紹介したかったのですが、マチャードがまたも1塁手の足を踏む出来事が。動画の最後にクローズアップされているのでご覧ください。
なんでやるんですかね??これは何がなんでもという感情だと思うのですが、そういうのを制御しないと選手間で嫌われるだけだと思うのですが、やってしまうんですね。本人が一番損します。
レッドソックス、2アウトからの得点が60%
今ポーストシーズンのALDS、ALCS、WS Game4までのレッドソックスの合計得点は79得点。このうちの44得点が2アウトからの得点というデータが。全得点の60%がそうです。これは強い訳ですね。
Game5はカーショウとセールになるかと思いますが、正式発表までもう少しお待ちいただければと思います。プライスとカーショウになりました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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