次世代ボガーツ、デバースを求めて
現地2022年1月15日、インターナショナル・サイニング・ピリオドが解禁となりました。この期間は2022年12月15日までオープンとなります。
その初日、レッドソックスは3名のプロスペクトとサインしました。次世代のザンダー・ボガーツ、ラファエル・デバースとなる逸材です。
インターナショナル・プロスペクト・トップ50
なお、MLBのプロスペクトをトレースしているMLBパイプラインは、インターナショナル・サイニング・ピリオドで契約するであろうトップ50のプレーヤーをランク付けしています。
TOP PROSPECT RANKINGS INTERNATIONAL (MLB.com)
約半数がSS
このトップ・プロスペクト・ランキングを見ると、50名中24名がSS。右投げの内野手はほぼSS。キューバなどはSSがもっとも人気のあるポジションと言われますが、SSで磨かれたセンスがあれば、いずれ内外野のどこでも守れるようになるというところでしょう。よって、将来の2B、3Bもこの中にいいるという具合ですね。
また次に多いのがOF。17名おります。これは打撃の良い選手で左打者、もしくは左投げの選手がこの時点でOFに就いているというところかと思います。もちろん、OFで右投げ右打ちやスイッチヒッターもいますが、現時点で評価できる左打者や左投げの選手が多いということかと思います。
ピッチャーが少なくて50人中右腕が二人だけとなっています。捕手は6名。
レッドソックスは5Mドルの予算
レッドソックスがこのインターナショナル・プロスペクトとサインするのに割当てられている予算は約$5M。
獲得した3名
The Red Sox signing of Dominican SS Freili Encarnacion is official. At 6-foot-2 and 190, the 16-year-old shows serious power. @JesseSanchezMLB reports that Encarnacion gets a $1.2M bonus. pic.twitter.com/941ov6FfLF
— Alex Speier (@alexspeier) January 15, 2022
レッドソックスが獲得したのは、ショートストップが2名と捕手が1人。名前の日本語表記は今後変更となるかもしれないことは予めご了承ください。読みのご参照に。
金額はサイニング・ボーナスのことでいわゆる契約金のことです。
- SS フレイリ・エンカーナシオン(Freili Encarnacion/16才): $1.2M / 右投右打/19位/DOM
- SS フレイミ・デリオン(Fraymi De Leon/17才): $1.1 M /右投げスイッチ/ 50位/VEN
- C ヨハンフラン・ガルシア(Johanfran Garcia/17才): $0.65M/ 右投右打/34位/ DOM
SSの2名はともにドミニカ共和国の出身。ドミニカ共和国はどれだけSSがいるの?!というくらい、SSの宝庫となっていますね。
捕手のヨハンフラン・ガルシアのみがベネズエラの出身。
レッドソックスは現時点で$3.95Mを使いました。
なお、1位ランクのロデリック・アリアス(Roderick Arias)はヤンキースがサインしました。$4Mディールです。
レッドソックス、予算配分は例年このような形で数も獲るので、順調な滑り出しというところでしょう。
お読みいただき、ありがとうございました。
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