シティー・コネクト・ジャージを着用
現地2021年4月17日(土)、レッドソックスは地元フェンウェイ・パークでホワイトソックスを迎えて3連戦のGame1が行われました。
このシリーズは3ゲームシリーズで本来なら16日(金)から始まる予定でしたが、北米の東部地区が大雪となりGame1が土曜日に。延期となった16日(金)のゲームは18日(日)にダブルヘッダーのGame1にリスケジュールされました。
ボストン・マラソンに因み
このホワイトソックスとの3ゲームシリーズでレッドソックスは”BOSTON”と銘打った特別仕様のジャージを着用。レッドソックスは紺と赤のオルタネイト・ジャージを着用しても、そのほかのジャージを着用することは珍しいです。
かつては、ホーム用の白地に、”BOSTON”とタウンネームを使用したジャージを着たことがありましたが、それもボストン・マラソンをオマージュしてのことです。
今回のようにガラリとデザインを変えて、ヘルメットやアンダーシャツまでチームカラーの赤やネイビーから離れたのは初めてというくらいにインパクトのあるデザインとなりました。
左袖の617とは?
左袖についているパッチの”617”ですが、これはフェンウェイ・パークのエリア・コードを意味しています。エリア・コードとは日本の市外局番のようなもので、地域に割り振られた番号で、それが電話番号に付与されています。
これはフェンウェイ・パークのテレフォン・ガイドに載っている番号。617がついています。
Phone numbers:
General Information – 617-226-6000
Ticket Office – 877-REDSOX-9
Hearing Impaired Ticketing:617-226-6644
Special Events (non-ticketed events): 617-226-6791
Ballpark Tours: 617-226-6666
Merchandise Orders: 1-800-FENWAY-9
電話番号の英語
脱線ついでに、Marchandise Ordersの電話番号”1-800-FENWAY-9”に英語が入っているのはこういう訳です。
- 1–なし
- 2–ABC
- 3–DEF
- 4–GHI
- 5–JKL
- 6–MNO
- 7–PQRS
- 8–TUV
- 9–WXYZ
- O–なし
FENWAYだと、336939。アメリカは結構、この手の英語表記で電話番号をアナウンスしているのが多く、最初は慣れが必要かもしれませんが、たとえ数字とアルファベットの割当でピンと来なくても、電話のキーには文字が振っていますから、英語通りにキーを押せば良いことになっています。
ボストン・マラソンは2013年のこと
ボストン・マラソンの爆破テロ事件が起こったのは2013年4月15日のこと。爆発現場近くで被害に遭われた方の映像は当時かなりショッキングなものばかりでした。非常に痛ましい事件でした。
ジャッキー・ロビンソン・デーと重なる
毎年4月15日はジャッキー・ロビンソン・デーで、ちょうどボストン・マラソンの事件と同じ日に当たるため、レッドソックスは42番のジャージを着用した後のゲームでボストン・マラソンに因んだジャージを着ています。
マーウィン・ゴンザレスが勝ち越しHR
対戦相手がホワイトソックスとなり、今季の実力の本物度合いを知るには絶好の機会となった訳ですが、この日もナイス・ゲームとなりました。
先発のニック・ピベッタは初回、先頭のティム・アンダーソンを打ち取ったものの、2番のアダム・イートン、3番のヨアン・モンカダに連続四球を与え、ピンチを迎えます。
なんとか食い止めたかったところですが、ホセ・アブレイユにタイムリー二塁打、ヤーミン・メルセデスに3塁ランナーの生還を許す内野ゴロを打たれ、初回に2失点のスタートとなりました。
3回裏、2点を追うレッドソックスは打線がつながり、アレックス・ベルドゥーゴの犠牲フライとラファエル・デバースの犠牲フライで2−2のタイスコアに持ち込みました。
レッドソックスは6回裏、2アウトからこの日マスクをかぶったケビン・プラウェッキが二塁打でチャンスメイク。下位が作ったチャンスを1番のエンリケ・ヘルナンデスが、CF前にタイムリーを放ち、3-2と逆転。
5回からニック・ビベッタをリレーしたマット・アンドリーズは、3イニング目となった7回表、ティム・アンダーソンのシングルをきっかけに、ヨアン・モンカダに犠牲フライを許し、3−3の同点に追いつかれます。
アダム・オッタビーノが三者連続三振
8回表にアダム・オッタビーノが三者連続三振で流れを作ると、その裏、先頭のマーウィン・ゴンザレスがホワイトソックスの3番手、コディ・ヒューアーから勝ち越しとなるHRをCFへ放り込み、レッドソックスが4−3に。
その後はクリスチャン・アローヨ、ザンダー・ボガーツのフェンウェイ独特の1塁線のグランドルール・ダブルなどでこの回一気に4点を追加したレッドソックスが7-4と勝利。
9連勝後、ツインズにサヨナラ負けを喫しましたが、連敗することなく再び勝ちに結びつけたことはやはり今季は強いという感想しかありません。
これでレッドソックスは10勝目。ア・リーグでは10勝1番乗りで、両リーグを合わせるとドジャースに次いで2番めに10勝に到達しました。
このカードは18日のダブルヘッダーの1試合目はダラス・カイケルとタナー・ハウク。2試合目は、ホワイトソックスが未定で、レッドソックスがマーティン・ペレスが登板します。
なかなか楽しみですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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