2021ポストシーズン開幕
現地2021年10月5日、いよいよポストシーズンが始まりました!改めて全体像を見ると、このような感じです。後日、見る時に役立ちます。
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— MLB (@MLB) October 4, 2021
(MLB x @Roman) pic.twitter.com/ZNCDq2qebi
そして、まずそのスタートは、ア・リーグのワイルドカード。ヤンキース@レッドソックスのライバル同士の1試合のみの、負けたら終わりのエリミネーション・ゲーム。大注目のこの対戦は、ポストシーズン用にトランスフォームしたのではないか!?というほどレッドソックスの良いところが出たゲームとなりました。
ロスター
ゲームを前にワイルドカード用のロスターが発表され、レッドソックスは最終戦に投げたクリス・セール、最終戦で足首を傷めたJ.D. マルチネスが外れました。また、最終戦で1.2イニングを投げた澤村投手も外れました。その他、マーティン・ペレス、ダーウィンゾン・ヘルナンデスも。
ロスターインしたのは、ジャレン・デュラン、ジョシュ・テイラー(復帰)、コナー・ウォン、ジョナサン・アラウズなど。
ホセ・イグレシアスは規定で入れず
3日の最終戦のナショナルズ戦で途中出場し、3打数2安打を放って勝利に貢献したホセ・イグレシアスですが、レッドソックスに移籍してきたのが現地2021年9月6日。
筆者もコロっと忘れていたのですが、ポストシーズンのロスターに入るには、8月末までに移籍する必要がありますから、ホセ・イグレシアスは規定により、ポストシーズンに出場出来ず。これは残念でした。ただ、ベンチにはおりましたね。
D.J.ルメイヒューがロスターを外れる
ある意味、これが大きなポイントだったのではないかと思うのですが、ヤンキースはD.J.ルメイヒューがスポーツ・ヘルニアでロスターから外れました。ヤンキース打線で最も怖いのは、ジャンカルロ・スタントンですが、その効果を演出して、何でも出来たのがこのルメイヒュー。得点源にもなりますし、なんと言ってもボンバーズのつなぎの役割を果たしている選手。この選手が不在だったのは、大きかったですね。レッドソックスで言えば、キケがいないようなもの。
イオバルディ&コール
ゲームの方ですが、レッドソックスがネイサン・イオバルディ、ヤンキースがゲリット・コールの顔合わせ。
現地2021年9月24日に行われたシーズン最終カードの初戦(Game Score)と同じ顔合わせ。このゲームではイオバルディが、3回持たず7失点を喫し、ジャンカルロ・スタントンにコテンパンにやられたゲームでもありました。
ナスティー・ネイト
しかし、この日のイオバルディの投球は素晴らしかったです。あの2018年のポストシーズンでの投球を彷彿とさせるような出来。まず、キレがありました。4シームはデフォルトで97mphという具合。それにコントロールもよく、枠のギリギリをヒットする精度でした。
その要因の一つに、捕手の組み合わせが上げられます。この日はケビン・プラウェッキがマスクをかぶりました。前回の9月24日の際は、バスケス。
捕手 | ERA | G | IP | HR | BA | SLG |
---|---|---|---|---|---|---|
プラウェッキ | 3.28 | 17 | 96.0 | 6 | .239 | .364 |
バスケス | 4.77 | 13 | 66.0 | 7 | .269 | .451 |
このイオバルディの好調さがレッドソックス打線に流れをもたらしたと思います。
コール、今ひとつ
一方のゲリット・コールですが、この日はコントロールが甘かったです。好調時の「すごいスライダーだったな!」というシーンがあまり見受けられず、ストライクとボールがはっきりし、4シームもそれほどの威力を感じさせませんでした。
ゲームの流れ
- 1回裏【BOSTON】
ボガーツが先制2ランHR (2-0)
- 3回裏【BOSTON】
カイル・シュワーバーがソロHR(3-0)
- 6回表【NEW YORK】
リッゾにソロHR(1-3)
ジャッジがシングルで出塁=イオバルディはここで降板。
1塁にジャッジを置き、ジャンカルロがものすごい当たりを放つも、レッドソックスの中継プレーに阻まれ、2点目ならず
- 6回裏【BOSTON】
ボガーツを1塁に置き、ベルドゥーゴがRFへタイムリーダブル(4-1)
- 7回表【NEW YORK】
タナー・ハウクを前に三者凡退に終わる
- 7回裏【BOSTON】
ロアイシガが乱調で2BB。さらにチャド・グリーンからも四球をもぎ取り、2アウト満塁のチャンス。ここでベルドゥーゴがLFへ2点タイムリー・シングル!(6-1)
- 8回表【NEW YORK】
ハンセル・ロブレスを前に三者凡退
- 9回表【NEW YORK】
マウンドにギャレット・ウィットロック。
ジャンカルロ・スタントンが意地の一発(2-6)
しかし、ウィットロックは後続をきっちり打ち取り、レッドソックスが6-2で勝利!
6回表の中継プレー
6回表に好プレーが出ました。1アウト後、リッゾがソロHRを放ち、1-3と追撃を始めたヤンキース。次打者のジャッジもシングルで出塁したところで、イオバルディは交代。
イオバルディは、5.1イニングで被安打4、失点1、奪三振8の好投。
レッドソックスはマウンドにライアン・ブレイジャー。その代わりばな、ジャンカルロ・スタントンにあわや同点2ランかと思われるような大飛球を放たれますが、これがまたしてもグリーンモンスターに阻まれ、グランド内に。これをCFのキケ・ヘルナンデスが即座にカバー。中継のボガーツからホームのプラウェッキへこれぞプロ!という見事な中継プレーを見せ、アウトに。2点目を阻止したのは大きかったですね。
Textbook. pic.twitter.com/kkOw8kkiqX
— Red Sox (@RedSox) October 6, 2021
レッドソックス、初WCで勝利
さて、ワイルドカードが決戦タイプの方式に変わったのが2012年から。レッドソックスはこの方式で初の出場を果たし、勝利となりました。
ヤンキースは、またもけが人に悩まされましたね。ルメイヒューの欠場は痛すぎました。
次はALDS。レイズとの対戦です。今度はチャーリー・モートンがいませんから、これはいい戦いが見られそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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