シリーズ・タイに
現地2022年7月11日、レッドソックスはヤンキースとの4ゲームシリーズの最終戦。昨日も書きましたが、レッドソックスはオールスター前に試練のヤンキース、レイズとの入れ替わり14連戦の真っ最中。
この日がちょうど真ん中の7試合目でした。
ピベッタ、またもヤンキース戦に崩れる
この日の先発はレッドソックスがニック・ピベッタ、ヤンキースがジェイムソン・タイヨン。
ともに両打線にとっては得意にしている右腕の先発です。ピベッタは4月9日のヤンキース戦で、5.2イニングで4失点、2被弾。
タイヨンは今季のレッドソックス戦は初先発ですが、直近3試合は6失点(HOU戦)、3失点(OAK戦)、5失点(PIT戦)とあまり良いとは言えません。
ピベッタが狭いフェンウェイでヤンキース戦に投げる時は、もうコントロール次第。ナックル・カーブはとても有効で、カウントを取ったり、打ち取ったりするのに機能しているのですが、いかんせんベロシティーはMid-90mphから上がりませんので、失投してしまうと長打を食らい、大量失点してしまいます。
この日は失投の多い日でした。ビベッタは初回にジャンカルロ・スタントンに2ランHRを浴び、2失点。2回には先頭から2人連続で四球を与え、ホセ・トリビーノ、アイザイア・カイナー=ファレファに連続タイムリーを許し、2失点。結局、4回持たず、被安打8、失点6、BB2、SO5、被本塁打2という結果に終わりました。
中盤で打線が追いつく
ピベッタがゲームメイクを出来なかったため、打線が奮起しないといけない試合展開になりましたが、早目に追いつきました。
2回にはフランチー・コルデロがCFの深いところに2ランHRを放ち、まずは2-4。直後の3回表にピベッタがマット・カーペンターに2ランHRを浴びたので、2-6と点差を広げられてしまいましたが、3回裏にはクリスチャン・バスケスがソロHRを放ち、3-6に。
そして5回裏、ジェイムソン・タイヨンに疲れが見え始めたときに、バスケスのタイムリー・ダブルとJ.D.マルチネスの2ランHRでこのイニングに3得点。ゲーム前半で一気に6-6のタイスコアに持ってきました。
終わってみれば11得点
序盤の大量失点に追いついたので、勢いはレッドソックスにありました。
6回裏にはジーター・ダウンズの犠牲フライで1点を奪い、7-6と逆転に成功。
7回裏にはミゲル・カストロを攻め、トレバー・ストーリーの走者一掃のタイムリー二塁打で10-6と逆転。さらにアルバート・アブレイユに交代後、送りバントを試みたフランチー・コルデロが絶妙のコースに転がし、これをアブレイユが1塁へ悪送球。この間にストーリーが還り、11点目を奪いました。
フェンウェイは盛り上がっていましたね!
レッドソックスのブルペンは6回と7回の2イニングに澤村投手を起用。澤村投手は久々の僅差での登板でした。6回登板時は6-6のタイスコア。7回登板事は、7-6で1点リードのシチュエーション。この2イニングを見事に無失点に抑えました。
レッドソックスは8回表にマット・ストラムを起用。無失点に抑えました。9回表には、ライアン・ブレイジャーが登板。こちらもなんとか抑えゲームセット。
レッドソックスが地元ファンが大いに盛り上がるほどの逆転ゲームを演じたのでした。
これでこのシリーズは2勝2敗の引き分けに。
先発投手が崩れました、よくぞ打線が追いついた!というゲームでした。
お読みいただき、ありがとうございました。
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