ゲーム後半のさらなるオプションに期待
岡島投手、田澤投手そして上原投手らの日本人リリーバーを獲得してきたボストン・レッドソックスにまた新たな日本人リリーバーが加わることとなりました。
Help us welcome Hirokazu Sawamura to Boston! pic.twitter.com/sWXRJ7Rmv0
— Red Sox (@RedSox) February 16, 2021
現地2021年2月16日、ボストン・レッドソックスは澤村拓一投手との契約に合意。ようやく公式発表となりました。
レッドソックスで8人目の日本人プレーヤー
これでレッドソックスには、野茂英雄投手(2001)、松坂大輔投手(2007-12)らのスターターを加え、計8人目の日本人メジャーリーガーの誕生となりました。
- 大家友和投手(1999-2001)
- 野茂英雄投手(2001)
- 松坂大輔投手(2007-12)
- 岡島秀樹投手(2007-11)
- 田澤純一投手(2009-16)
- 斎藤隆投手(2009)
- 上原浩治投手(2013-16)
- 澤村拓一投手(2021-)
契約内容
- 2年/$3M (2021-22) + 2023 特殊なオプション
- ボーナスあり
- 3年目はプレーヤーあるいはクラブオプション
- 最大で総額で$7.65M
契約内容はやや特殊なようです。
ケビン・ピラーのパターンか?
前日に記載したケビン・ピラーの契約と似ているのかもしれません。ある一定の数字を残せば、プレーヤーオプションかクラブオプションかの分岐があるというところではないかと思います。こちらは分かり次第追記します。
最低で$7.65Mではなく、最大でこの金額ですから、3年目は$2M、ひょっとしたら$1M未満のバイアウトが入っているのかもしれませんね。
海外FA権での入団
なお、澤村投手は海外FA権を行使しての移籍。
よって、秋山選手と同じで、もとの所属先にリリース・フィーの支払いはありません。また、インターナショナル・ボーナス・プールという海外FAの選手を獲得するための金額枠の減額もありません。
ゲーム後半の起用に期待
レッドソックスが澤村投手に期待するのはリリーバーでしかもゲーム後半のセットアップ。
BOSはクローザーが未決状態
現時点でのレッドソックスはクローザーが定まっていません。一応、マット・バーンズを後ろに置いていますが、ヤンキースから獲得したアダム・オッタビーノ、そして最も強いボールを投げるダーウィンゾン・ヘルナンデスも候補と言っていいでしょう。
澤村投手が中盤からチャンスをもらい、ゲーム後半の場面で投げれば投げるほど、レッドソックスの後半のゲームの戦い方の選択肢が広がります。
澤村投手にはぜひ頑張ってもらいたいと思います。
なお、アレックス・コーラ監督は2019年、パッチワーク・リレーで1年を乗り切ったという涙ぐましい過去を経験。あの頃に比べれば!という状況になることを祈ります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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