BOS、ロスター拡大を大いに利用
2019年最後となるヤンキース@レッドソックスの4連戦が始まりました。
現地2019年9月6日の初戦はレッドソックスがセプテンバー・コールアップによるロスター拡大を大いに利用。オープナーでヤンキースを下しました。
特筆すべきピッチャー21人登録
この日のレッドソックスのアクティブ・ロスターを見てみると、投手がなんと21人。エドゥアルド・ロドリアゲス、リック・ポーセロ、デービッド・プライス、ネイサン・イオバルディをスターターとして除き、ジョーリス・チャシーンとブライアン・ジョンソンをリリーバーとしてカウントするとブルペンが17人!
すごい体制です。
なお野手を入れると計36人です(捕手が3人、内野手が7人、外野手が5人)。
ロスター拡大を最大限に利用しています。
ちなみにヤンキースは30人の登録です。
チャシーンでオープナー
そしてこの日の先発はヤンキースがドミンゴ・ヘルマン、レッドソックスはジョーリス・チャシーン。
今季すでに17勝のドミンゴ・ヘルマンが相手とあって、失点を防ぐべくオープナーにしました。
レッドソックスはジョーリス・チャシーンがブルワーズをリリースされた後、マイナー契約を結び即メジャーに上げています。心配なのは腰と鼠径部のケガですが、どうやら短いイニングなら大丈夫ということでチャシーンを送り込んだ模様。
M・モアランドに3ランHR
レッドソックスは4回裏に先制。好調ラファエル・デバースの二塁打をきっかけにミッチ・モアランドの3ランHRなどが飛び出し、4点を奪いました。
ヤンキースは5回表にブレット・ガードナーにソロHRが出て1-4に。
レッドソックは直後の5回裏に、ザンダー・ボガーツのタイムリーダブルが飛び出し2点を追加し、6−1に。
結局、ジョーリス・チャシーンが2イニングを無失点に押さえて、以降は6人でリレーしてヤンキース打線を1失点に抑え、まずは初戦をものにしました。
レッドソックス、エリミネートまであと6
この勝利で76勝56敗としたレッドソックスはア・リーグ東地区3位のまま。
残り21試合。ペナントは92勝50敗のヤンキースでほぼ決まりですが、まだワイルドカードの望みがあります。
【2019年9月6日終了時点WCレース】
- レイス:84-59
- アスレチックス:82-59
- インディアンス:82-60
- レッドソックス:76-65
正直、ここも非常に厳しいと言わざるを得ませんが、残り試合をいかに多く取るか、これにかかっています。
プレーオフの望みが絶たれるエリミネーションは6と出ております。まだまだ粘って2枠に食い込んでもらいたいものです。
ヤンキース、けが人がぞくぞく復帰
一方、ヤンキースはけが人が復帰してきました。
8月3日にデッドボールで右手首骨折のエドウィン・エンカーナシオンが9月1日に復帰済み。
鼠径部痛だったゲイリー・サンチェスも8月半ばには復帰済み。スポーツヘルニアであったルーク・ボイトは8月30日に復帰。
長期のケガかと思われたグレイバー・トーレスはILにも入らず試合に出続けており、死球でヒヤリとしたディディ・グレゴリアスも大事に至らず出場。
セベリーノ、ベタンセス
そして9月1日にルイス・セベリーノ(Luis Severino )をトリプルAに、デリン・ベタンセス(Dellin Betances )をダブルAにリバビリで送りました。
なお、ルイス・セベリーノは1イニングで被安打3、失点2とさすがにスタートはうまく行きませんでしたので、一旦、9月6日にダブルAに落としています。
投手2人がポストシーズンに間に合うかどうか微妙なところではあるのですがポストシーズンに向けて戦力が整いつつあります。
ふと思ったのですが、A・ジャッジ、G・スタントン、D・グレゴリアス、E・エンカーナシオン、L・セベリーノ、D・ベタンセス、D・ヘルマン・・・これだけタレントが名を連ねていても、全員フルでシーズンを戦う日が1日もないというのも不思議な感じがしますね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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