ALCSは2勝2敗のタイに
現地2021年10月19日、フェンウェイパークで行われたアストロズ@レッドソックスのALCS Game3は、終盤までレッドソックスが僅差でリード。しかし、ゲーム終盤、アストロズが大量点を奪い、ALCSは2勝2敗のタイとなりました。
流れ
レッドソックスがニック・ピベッタ、アストロズがザック・グレインキの先発で始まったこのゲーム。Game2、3の状態や、レギュラー・シーズンの最後からNLDSにかけて好投してきたニック・ピベッタが投げるということで、レッドソックスがこのままフェンウェイパークで一気に決めてしまうのでは?とも思いましたが、やはりそう簡単には行きませんでした。
- 1回表【HOUSTON】(1-0)
2アウトからアレックス・ブレグマンがソロHRで先制(1-0)。ピベッタがど真ん中へ失投。
- 1回裏【BOSOTON】(2-1)
2アウトからデバースが四球で歩いた後、ボガーツが2球目のスライダーを叩き、LFへ2ランHR。レッドソックスが逆転(2-1)。ザック・グレインキもど真ん中への失投でした。
- 8回表【HOUSTON】(2-2)
マウンドは7回からギャレット・ウィットロック。イニングまたぎとなった8回の第1球。アルトゥーベにLFのグリーンモンスターに運ばれ、同点に。ウィットロックはつづくブラントリーにもシングルを許すも、その後は併殺打に打ち取るなど二次災害はきっちりと防止。
- 9回表【HOUSTON】(9-2)
レッドソックスは万全を期して、ネイサン・イオバルディを投入。
しかし、先頭のコレアにRFオーバーの2塁打を打たれ、ピンチに。1アウト後、代打のジェイソン・カストロにCF前にクリーン・ヒットを打たれ、3-2と勝ち越されます。
イオバルディは満塁とした後、マーティン・ペレスにスイッチ。ペレスは4長短打を浴び、6点を献上。
レッドソックスは9回裏に反撃ならず、9-2のスコアでアストロズが勝ちました。
クリスチャン・ハビエルが3イニングを抑える
レッドソックスにとって痛かったのはやはり中盤に追加点を奪えなかったところ。筆者は先発のザック・グレインキを少しでも引っ張ってくれれば、今のレッドソックス打線なら、中押しも出来ると思っていたのですが、アストロズ・ベンチはザックを2回に1アウトを奪ったところでスイッチしました。
3回裏から登板となったクリスチャン・ハビエルは、3イニングで許したヒットは2本のみ。いずれも長打だったのですが、得点を与えず。この3イニングで勢いがもぎ取られたというところ。
さらにその後のフィル・メイトン、ケンダール・グレイブマンによる2イニングと要所を湿られてしまったような流れとなりました。
キケ、仕事が出来ず
当たりに当たっていたキケ・ヘルナンデスですが、この日も1本打ちました。ただし、9回裏に放ったシングルヒット1本のみ。
今日は、マークされていたこともあり、仕事が出来ませんでした。
2勝2敗となったこのシリーズ。Game4はフランバー・バルデスとクリス・セールです。アストロズはどうしても1勝の計算に加えたい投手。レッドソックス打線はどう対応するでしょうか?注目です。
そしてトミー・ジョン手術復帰後の影響か、ここのところあまりよくないクリス・セール。Game4では少しでも長いイニングになれば、レッドソックスにとっていいシナリオとなるのですが、果たしてどうなるでしょうか!
お読みいただき、ありがとうございました。
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