連日の1点差ゲーム
現地2021年7月4日、コロシアムで行われていたレッドソックス@アスレチックスの3ゲームシリーズが終了しました。
こちらは連日の好ゲームで、まずGame1はレッドソックスがキケ・ヘルナンデスのスーパー・スローでアスレチックスの同点を防ぎ、3-2で勝利。
Game2はJDもナイス・スロー
現地3日に行われたGame2では、ギャレット・リチャーズとコール・アービンの投げあいで、7回を終わり、レッドソックスが4−2でリードしていたのですが、8回裏、ヤックセル・リオスとダーウィンゾン・ヘルナンデスの2人で2点を奪われ、4-4の同点に。
連日の延長戦となったこのゲームは10回裏、アスレチックスがノーアウト満塁の大チャンスを作るも、ブランドン・ワークマンが踏ん張り、トニー・ケンプをポップフライに仕留めてまず1アウト。
つづく、エルビス・アンドラスはLFへライナー。犠牲フライでサヨナラかと思われましたが、これをLFに入っていたJ.D.マルチネスがホームへ最高の送球を投げ、なんとダブルプレーでこのピンチを脱します。2日続けての犠牲フライのホームアウトはちょっとしびれました。
打撃が注目されがちなJ.D.マルチネスですが、オフのトレーニングなどはスプリンターかと思うほど、瞬発力を鍛えています。それが守備にも現れ、プロらしい素晴らしいプレーだったと思います。
12回裏、キケ、危うくホームをアウトに
12回表、2点を勝ち越したレッドソックスでしたが(スコア6-4)、12回裏から登板したマット・アンドリーズが乱調。1アウトも奪えずに3連打、1犠牲フライで3点を奪われ、6-7のスコアでサヨナラ負けを喫した訳でしたが、最後の最後、CFに回ったキケ・ヘルナンデスがトニー・ケンプの犠牲フライに対応したプレーをご覧ください。
CFの定位置より深いところから、またしてもストライク返球。あの深い位置ゆえ、さすがに間に合いませんでしたが、間一髪でアウトにするところでした。このスローもすごかったです。
Game3は1点ゲーム
ピベッタが力投
現地7月4日のGame3ですが、これもまたすごいゲームとなりました。レッドソックス先発のニック・ピベッタが、7回2ヒッター、スコアレス、2BB、10SOの力投。
カブリーリアンも好投
しかし、負けていなかったのはアスレチックス先発右腕のジェームス・カプリーリアン(James Kaprielian)。2015年ドラフトのヤンキース1巡目指名の投手です。2017 年のトレードデッドラインでヤンキースがアスレチックスからソニー・グレイを獲得したトレードでアスレチックスに移籍してきた投手です。
そのカプリーリアンも7回を投げ、被安打5、失点1、与四球1、奪三振10と素晴らしい投球を披露しました。
併殺崩れが決勝点
カプリーリアンが唯一捕まったのが、6 回表。ちょうど握力が抜けてきたころではないかと思います。このイニングは先頭のアレックス・ベルドゥーゴに二塁打、続くJ.D.にはシングルを打たれ、ノーアウト1、3塁のピンチ。
ここでバッターはラファエル・デバース。打ってすっきりと勝ち越したいレッドソックスでしたが、ラファエル・デバースの当たりは、2塁ゴロ。4−6−3のダブルプレー。ただ、この併殺プレーの間に三塁ランナーのアレックス・ベルドゥーゴが還り、レッドソックスがようやく先取点をもぎ取ったのでした。
レッドソックスは8回裏には、ギャレット・ウィットロックが登板。被安打1を許しましたが、無失点に。
9回裏は、クローザーのマット・バーンズが登板し、こちらも被安打1を許したものの無失点。
レッドソックスが虎の子の1点を守りきり、1-0で勝利したというすごいゲームでした。
シリーズを2勝1敗と勝ち越したレッドソックスは、シーズン53勝目。この日はレイズも勝利したので、ゲーム差は変わりませんでしたが、2位レイズとは4.5ゲーム差です。
レッドソックスは5日からエンゼルスとの3ゲームシリーズです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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