とにかく動いたという編成
現地2022年7月25日、レッドソックスはフェンウェイ・パークでガーディアンズを迎えての4ゲームシリーズが始まりました。
オールスター前のレイズ、ヤンキースとの14連戦を4勝10敗で終え、前半戦の正念場を踏ん張りきれませんでしたが、その悪い流れは後半戦にも持ち込み、あろうことかさらに悪化。
7月は6勝15敗
ブルージェイズとの3連戦は地元開催ながら、スイープされ、しかも負け方が非常に悪かったです。ブルージェイズ戦を終えて7月は5勝15敗(25日時点ではガーディアンズ戦に勝利したので、6勝15敗)。
- 投手は甘いコースばかり投げて打たれる
- 野手はエラー頻発
- 打撃は打てない
と、「ここまで底を味わうか?」という状態。野手間の連携の悪さはチームの結束力のなさを如実にあらわしておりました。
ただ、現地2022年7月25日のガーディアンズ戦のGame1ではなんとか普通のゲームを行い、3-1で勝利。やれやれ悪い流れを一旦、止めたという状況です。ガーディアンズはチーム打率が.252でMLB8位(現地2022年7月25日時点)なので、よくぞ3点で踏みとどまったと思います。もっとも、リリーバーにジョン・シュライバーとギャレット・ウィットロックを投入しての勝利ではありました。
そのような状況の中、まずは小さい動きではありますが、外野手の補強に動きました。
RF補強
今回、レッドソックスが獲得したのはエイブラハム・アルモンテ。右投げ両打ちのOFです。
アルモンテをブルワーズから金銭で獲得しました。アルモンテはブルワーズとマイナーディールの状態で、今季はまだメジャーに上がっていませんので、金銭でマイナーのOFを獲得したというところです。
ちなみにレッドソックスのRFは、ジャッキー・ブラッドリー・Jr. 、クリスチャン・アローヨ、ロブ・レフスナイダーらが守っていますが、RFのプレーヤーの成績は、打率.197、OBP .260、SLG .322でこれはMLBワーストです。
エイブラハム・アルモンテとは
そのエイブラハム・アルモンテですが、1989年6月27日生まれの33才。上述の通り、右投げ両打ちので、本職はCFですが、RL、LFもこなせます。
ドミニカ共和国出身で、もともとはヤンキースとアマチュアFAでサインしましたが、2013年2月にヤンキースがRHPのショーン・ケリーを獲得したトレードの交換要員としてマリナーズへ移籍。
メジャー・デビューはマリナーズです。そこからパドレス、インディアンス、ロイヤルズ、Dバックス、パドレス、ブレーブスを経て、2022年はブルワーズのトリプルAで過ごしていました。
メジャーでのキャリア通算は1326打席で、1186打数278安打。打率.234、OBP .302、SLG .374、HR23、RBI 116。
ブレーブスでの2021年は、148-32、打率.216、OBP .331、SLG .399、HR 5、RBI 19でした。ブレーブスからは8月にマイナーへアウトライトとなり、2021年9月にFAに。今季はブルワーズとマイナー契約を結んでいたという流れです。
3Aで素晴らしい活躍
現状のレッドソックスの打撃陣にインパクトを与える成績は残していないエイブラハム・アルモンテですが、今季3Aでの活躍は非常に興味深いです。
48試合で、184-54、打率.294、OBP .380、SLG .533をマーク。HRは11を数えており、かなり調子が良いです。
アルモンテは40manには入らず、一旦は3Aのウースターの所属に。
なお、上記の守備の埋め込みの2018シーズンのものです。
ブルワーズの3Aでの成績が本物なら、少なくとも今のRF陣の成績は超えています。
補強とは言えるほどのインパクトはありませんが、このベテランOFが化けてくれたら、かなり戦い方は楽になります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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