やはりバズっていた
フィリーズは現地2019年8月30日から地元シチズンズバンク・パークにてメッツとの3連戦が始まっています。
一番の勝負どころの9月23日から26日にかけてダブルヘッダーも含めて5連戦が組まれているナショナルズとの決戦に備え、なんとしても勝ち越さなければならない大事なシリーズです。
リアルミュートのアイロールが話題に
その30日に行われたGame1での1シーンが話題になっておりました。Eye-rollとは蔑んだ目で見るという意味があります。一瞥ですね。
上の動画は公式サイトの動画ではないのでアップした方の音声が入っています。公式はこの動画を上げていません。
短いバージョンですが、ツイッターの方もアップしておきます。
シチュエーション
簡単に状況を説明しますと、フィリーズ先発のアーロン・ノラがメッツ先発のザック・ウィーラーとの熾烈な投げ合いを披露。フィリーズは5回裏にようやくこのJ.T.リアルミュートの犠牲フライで1点をプレゼントするも、なかなか追加点が取れず。
そして7回表、ついにノラが失点し1−1の同点に。
そして3番手として8回表のマウンドに上がったマイク・モリンが満塁のピンチを作り、アーメッド・ロサリオに弱い当たりのCF前勝ち越し2点タイムリーを許し1−3に。
なおも1アウトランナー1・2塁の状況で、ジャレッド・ヒューズが登場したという場面です。
結果を知るとさらに意味深くなるのですが、このジャレッド・ヒューズは代わりばな、トッド・フレイジャーに3ランHRを打たれて1−6とリードを広げられただけでマウンドを降りたという辛い結果に終わりました。
チーム内での関係が心配になるほどの一瞥
筆者はマイク・モリンとジャレッド・ヒューズの炎上を知った上でこの動画を見たので、「リアルミュートはジャレッド・ヒューズでは抑えられないと考えていたのだな」、平たくいえば、「なんでヒューズなんだ」という表情。
しかもいつものようにブルペンから変わったランニングフォームで走ってくる年上の投手、そして案の定の惨状がわかっているがゆえの一瞥。そんなイメージに取りました。
そして、これは第三者的には面白いので拡散するだろうし、そうなるとチーム内で関係がギクシャクして大変なことになるのでは?と心配になりました。
ゲーム後、リアルミュートのもとにバズってるよという連絡が山のように来たそうです。
リアルミュート本人は笑って説明
リアルミュートはこの件で記者から質問を受けた時に、笑いながら違うんだよと説明。
“It was very bad timing, Nothing was really going on. I was mad that we had just given up the lead, and [Amed] Rosario’s soft, two-run single. Like, that’s what I was frustrated about.”
「とてもまずいタイミングだった。本当に何でもないことなんだ。アーメッド・ロサリオにゆるい当たりの2点タイムリーを打たれてリードを許してしまったことにとてもフラストレーションが溜まっていたんだ」
“It had nothing to do with Jared running into the game,”
そして「ジャレッドが走ってくるのは関係ないよ」と。
リアルミュートはこの動画をジャレッド・ヒューズに見せ、違うからねと説明。そうすると、ジャレッド・ヒューズも笑っていたとのことです。
そしてケプラー監督が横で怒っていたことに対する態度だったのか?という解釈に対しても笑って否定しました。
“I promise. When I saw that video, I was like, ‘Oh, God, that was the worst timing.’ It couldn’t have been any worse. I had so many friends send me the video clip, like, dying laughing. I’m like, ‘It’s funny, but I don’t want him to think it had anything to do with him.’”
「自分がこれを見た時、なんてひどいタイミングだったんだと思ったよ。これ以上の意味は何もないよ。友達がたくさんこれを送ってきたんだ。そして死ぬほどわらった。とてもおかしかったんだけど、ヒューズのことを見てそうしたんじゃないんだよ。約束するよ。」
リアルミュートの対応は○
もしもこれからマウンドに上がる投手にこんな態度を取っていたら、もう誰も相手にしなくなるでしょう。これはリアルミュートの言うことを信じるしかありません。
リアルミュートの対応がまともだったところは、ヒューズに謝った訳ではないところです。もし謝ったら、一瞥を認めることになりますから大変なことになります(笑い)。「こんなのが拡散してるけど、違うからね。でも面白いでしょ」と一緒にVTRを見せて笑いあったという対応はよかったなと思います。
フィリーズ、連敗!
さて、30日のGame1は上記の通り、ノラの好投をベテランリリーバーが台無しにしてしまうという辛い結果に。
そして31日に行われたGame2では4回まで毎回ヒットを放つものの、チャンスを広げることが出来ず、中盤にメッツに差を広げられて3−6で敗戦。
2連敗となりました。
フィリーズは69勝65敗、メッツは69勝66敗。かろうじて3位をキープし、ワイルドカードレースにおいても2枠目のカブスの73勝になんとか食いついているという状況です。
Game3はなんとか頑張ってもらい、9月23日から26日のナショナルズ5連戦に望みのあるまま入ってもらえれば面白いのになあと思っております。
お読みいただき、ありがとうございました。
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