ライアン・ヤーブローが10K
現地2019年8月17日、あまり注目されていないと言ってしまえば失礼なのですが、タイガース@レイズ戦について書いてみたいと思います。
このゲームは延長13回までもつれたということもあったのですが、なんとレイズの投手陣が6人で24三振を奪う迫力のリレーを見せてくれました。
延長12回まで0が並ぶ
現地2019年8月17日時点のシーズンを通したMLBチーム打率ワーストはデトロイト・タイガースの.235。レイズは30クラブ中13位の.253。
当初から打撃戦が期待できるカードではありませんが、それにしても投手陣がすごかったです。
互いに中盤にランナーをスコアリングポジションに進めた場面があったのですが、投手陣が踏ん張り延長12回まで0が並ぶという今季の打撃戦が多いMLBでは非常に珍しい傾向。
レイズは2番手以降パーフェクトリレー
レイズはライアン・ヤーブロー(Ryan Yarbrough)が6回を被安打3、無失点、与四球0、与死球1、奪三振10の素晴らしい投球を披露。もう完全に先発ローテで回りますね。
その後、チャズ・ローが0.2イニングを2奪三振、7回からはニック・アンダーソンが登板し1イニングを3奪三振。8回からはエミリオ・パガンが2イニングに登板し、パーフェクトで奪三振4。10回からはディエゴ・カスティーヨが2イニングを投げパーフェクトで奪三振3。最後はコリン・ポシェイが1イニングをパーフェクト、2奪三振で締めました。
先発のライアン・ヤーブローが被安打3を喫してからリリーバーがパーフェクトに抑える壮絶なリレーでした。これはレッドソックスも顔負けのリレーですね。
延長13回で24奪三振でしたが、9回終了時点で18奪三振を数えておりました。
J・ジマーマン、5回被安打1でも2勝目ならず
タイガース投手陣も素晴らしかったです。先発のジョーダン・ジマーマン(Jordan Zimmermann)は5回を被安打1、奪三振5。
ジョーダン・ジマーマンは今季16度目のスタートで77.0イニングを投げ、1勝8敗、ERA 6.66。7月29日のエンゼルス戦でようやく今季初勝利を上げたばかり。いいピッチングをしたのでなんとか2勝目をとも思えましたが、ミゲル・カブレラがいるとは言え、やはりトレードデッドラインでニコラス・カステヤーノスが抜けた穴は大きいです。ミギーもすでに36才で峠を超え、大きなインパクトになっていないのがつらいところです。
タイガースはホセ・シスネロ、グレゴリー・ソト、バック・ファーマー、ニック・ラミレス、デービッド・マッケイ、マット・ホールとつなぎ、7人で被安打6、失点1、奪三振11。
マイケル・ブロソーがサヨナラヒット
延長13回裏、レイズは2アウトからエリック・ソガードがダブルで出塁。タイガースバッテリーは、つづくトミー・ファムを敬遠。
レイズは途中からDHを解除しており、投手のコリン・ポシェイの打席に代打でマイケル・ブロソー(Michael Brosseau)を起用。
ブロソーは5球目の4シームを叩き、これが右中間に落ちるヒットとなり、レイズがサヨナラ勝ちを納めました。スコアは1−0。
マイケル・ブロソーは25才の内野手で、ドラフト経由ではなく2016年6月14日にアマチュアFAとしてレイズとサインしてプロ入りした選手です。アメリカ国籍です。マット・シューメーカーと同じパターンでのビッグリーグ入りですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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