レイズが「らしさ」を発揮
現地2020年10月6日、ヤンキース@レイズのALDS Game2はレイズ投手陣がヤンキースの攻撃を交わし、勝利。1勝1敗のタイに持ち込みました。
ア・リーグ東地区の強烈な2チームのゲームはやはり見応えがあります。HRが多く、もはや殴り合いに見えるカードでもあります。
タイラー・グラスノーが期待どおりの投球
レイズ先発のタイラー・グラスノーは今日は非常にボールが走っていました。初回、ヤンキースのうるさい1、2番のDJ・ルメイヒューとアーロン・ジャッジを仕留めリズムを作りました。
アーロン・ジャッジの第一打席は三振に仕留めたのですが、4球目に101mphを計測しました。
タイラー・グラスノーは5回を投げきり、被安打3で失点が4。この失点4は、2回にジャンカルロ・スタントンに打たれたソロHRと5回に同じくジャンカルロ・スタントンから打たれた3ランHRによる失点です。
5イニングで奪三振は10です!
ジャンカルロ、ありえない当たりのHRを2本
そのジャンカルロ・スタントンは2本ともあり得ないほどの弾道でした。1本目はアウトコースのボールをRFへ力技でHR。
2本目はLFスタンド深くにささるHR。このHRは大きかったですね。
ランディー・アロザリナが好調
キューバ出身、25才のレイズの3番、ランディー・アロザリナ(Randy Arozarena)は、今ポストシーズンは絶好調です。
このゲームでは先制のHRを含め、マルチ安打を達成。ワイルドカードシリーズ2試合、ALDS2試合で、20打数9安打、HR2本。打率.625をマーク(現地2020年10月6日時点)。ちょっと手がつけられあに状態になっています。
レイズもヤンキースに負けず、HR攻勢
このゲームではランディー・アロザリナをはじめ、マイク・ズニーノ、マニュエル・マーゴット、オースティン・メドウズの4人にHRが飛び出し、ヤンキースのHR攻勢と互角に勝負しています。
中盤にもコツコツと点を奪ったレイズが10月に猛威を振るうヤンキース打線の反撃を交わすことができました。
レイズは8安打中、4本がHRでした。
デイビ・ガルシアは1イニングで降板
ヤンキースの先発はデイビ・ガルシア。おそらくですが、本来なら田中投手のところを、田中投手はALワイルドカードシリーズのインディアンスとのGame2で強烈の風雨の中、2度の中断をはさみつつも4イニングを投げきりましたので、1日空けたのだと思われます。
よって、若いデイビ・ガルシアを配慮して、この日はオープナーと決めていたようで、2回からJA・ハップが投げました。ヤンキースは9回まで6人の投手を使いました。
レイズ、ニック・アンダーソンが完璧な投球
このゲームをレイズがものにすることが出来た大きな要因のひとつは、7回と8回の2イニングに登板し、パーフェクト投球を披露したニック・アンダーソンにあると言っていいでしょう。
レイズがHRで得点を奪うも、ジャンカルロを始め、ヤンキース打線が追いついてワンサイドゲームにしなかったのですから。それを封じたニック・アンダーソンはさすがですね。
ただ、9回にピート・フェアバンクスが2四球を与え、ルメイヒューにタイムリーを打たれ1失点。かなりヒヤヒヤの勝利でもありました。レイズが7-5で勝利。1勝1敗としました。
レイズ投手陣、NYYから18K
そしてレイズの4人の投手が、ヤンキース打線から合わせて18個も三振を奪ったのは圧巻でした。
レイズ、Game2で本気を出すプランだったか?
この日、先発にタイラー・グラスノーを起用し、ブルペンでディエゴ・カスティーヨとニック・アンダーソンを起用したレイズは、Game2に重きをおいていたのではないか?とそんな気がします。
よって、前日のGame1はブレイク・スネルを起用しましたが、今季は特別、調子がよくなかったことから、勝てば儲けもの、Game2で確実に挽回するという、野村監督がよくとったGame2重視のプランだったように思えてなりません。
ただ、もうサプライズはなさそうです。あるとしたら、打者で筒香選手が大活躍するというシーンでしょうか。
ホセ・アルバラードは60Day IL
本来なら強烈な2シームを投げる左腕のホセ・アルバラードをゲーム終盤に使いたいところですが、アルバラードは左肩の炎症で60Day IL。
左腕で強いボールを投げる投手が欲しいということがあり、ルーキーのシェーン・マクラナハンを起用したということでしょう。
ディエゴ・カスティーヨ、ニック・アンダーソンのコンビを使う時は、獲りに行く日と考えていいでしょうね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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