祖父はHOFのカール・ヤストレムスキー
前日記事にしたキャバン・ビジオに続いて、またしても有名人の身内がMLBデビューしました。
現地2019年5月25日、サンフランシスコ・ジャイアンツに所属するマイク・ヤストレムスキー(Mike Yastrzemski)選手がダイヤモンドバックス戦でメジャー・デビュー。
28才でのMLBデビューとなりました。
カール・ヤストレムスキーのお孫さん
マイク・ヤストレムスキーはレッドソックスのレジェンドで、1989年にHOF(野球殿堂入り)となったカール・ヤストレムスキーのお孫さんです。
カール・ヤストレムスキーは現地2019年5月25日時点で79才となりました。1961年、21才のときにメジャー・デビューし、1983年10月2日、44才を超えるまでプレーしました。
レッドソックス一筋で、23年間で3,308試合に出場。通算成績が安打数3,419、打率.285、HR 452、RBI 1,844。
受賞したAwardやタイトルはご覧の通りです。
- MVP: 1度(1967)
- オールスター: 18度
- オールスターMVP: 1度
- トリプルクラウン:1度(1967:Avg.326 /HR 44/RBI 121)
- ゴールド・グラブ賞:7度
- 打率タイトル:3度
- オールスターMVP:1度
レッドソックスの8番は永久欠番です。
7番LFで先発出場
マイク・ヤストレムスキーは7番LFで先発出場。
三振、レフトライナー、死球、三振でこの日は4度打席に立ち、3打数0安打。残念ながら初ヒットはお預けになりました。
父も野球選手
マイク・ヤストレムスキーのお父さんであり、カール・ヤストレムスキーの息子はカール・マイケル・ヤストレムスキー・ジュニア。登録名はマイク・ヤストレムスキーでした。ちょっとややこしいいですね。
整理しますと、カール・ヤストレムスキー→マイク・ヤストレムスキー→マイク・ヤストレムスキーです。マイクが2人おります。
仮にお父さんをカール・ヤストレムスキー・ジュニアとしましょう。
カール・ヤストレムスキー・ジュニアは1984年から1988までマイナーでプレー。トリプルAまで昇格しましたが、残念ながらメジャーデビューはなりませんでした。
また、2004年9月15日に手術の合併症で43才の若さで他界しました。息子のマイクが14才のときです。
よって、マイクはおじいさんのカール・ヤストレムスキーのもとで長い時間を過ごし、成長しました。
マイナーで7年
マイク・ヤストレムスキーは高卒時の2009年、レッドソックスから36巡目で指名。しかし、バンダービルトに進学。バンダービルト時代の2012年にマリナーズから30巡目で指名を受けるも大学に残り、最終学年の2013年にオリオールズから14巡目で指名を受け、プロ入りしました。
その後オリオールズ傘下のマイナーで6年を過ごし、2019年3月にマイナーリーガー同士のトレードでジャイアンツに移籍。2019年はジャイアンツのトリプルAでプレーしていました。
マイナーのオールレベルでの7年の成績は、719試合に出場、2653打数、694安打、打率.262、HR 74、RBI 371、盗塁 61。
有名人のお孫さんで、しかも珍しい名前なので誰もが「おや?」と思ったはずです。当然おじいさんとの比較にも晒され、厳しい時代を過ごしたと思いますが、晴れてメジャーデビューとなりました。
ジャイアンツは今チャンスなのでレギュラーを掴んでもらいたいと思います。
追記です
デビュー以来、現地2019年9月18日までマイク・ヤストレムスキーは予想を大きく上回る大活躍を見せ、ジャイアンツの外野に欠かせない選手となりました。
97試合で、打率.266、OBP .325、SLG .516、HR 20、ダブル 18、トリプル3 。
その活躍もあり、現地2019年9月18日のフェンウェイパークでのレッドソックス戦では祖父のカール・ヤストレムスキーが登場。マイクがキャッチャーとなりファーストピッチが行われました!
お読みいただき、ありがとうございました。
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