ナッツのロスター・ムーブ
現地2021年7月3日、ナショナルズがロスター・ムーブを発表しました。これはカイル・シュワーバーが怪我をしたこととも大いに関係する動きになるのですが、そのカイル・シュワーバーの怪我のことから触れていきます。
6月POMのカイル・シュワーバーがIL
6月のNL Player of the Month(POM)を受賞したナショナルズのカイル・シュワーバー(Kyle Schwarber)は、もう文句なしの活躍でしたね。
27試合で、100打数中28安打を放ち、そのうちHRが16本!打率.は280、OBPは .362、SLGは .760で、OPSは1.122をマークしました。強烈でしたね。
ところが、そのカイル・シュワーバーは現地2021年7月2日のドジャース戦で、トラブル。第2打席でフリオ・ウリアスからCF前シングルを放ったまではよかったものの、1塁ベース到着間近でを傷めてしまい、即座にゲームを離脱することとなりました。
ハムストリングスを傷める
手で抑えている箇所からハムストリングス(太ももの裏です)を傷めたことは明白だった訳ですが、1日が経過して、どのような診断結果が出たのか待ってみたところ、少しだけですが、状態が判明しました。
わかったことは手術は必要ないということ。
10 Day か、60 Dayか
今回は一旦、10 Day ILに入ったカイル・シュワーバーですが、実は検査をした後も、復帰のタイム・テーブルは未定となっています。よって、場合によっては60DayILに移行する可能性も出てきました。
損傷と回復を日々モニターして行くという、いわば「時ぐすり」が必要なようです。
ただ、本人は2016年の怪我のような長期にわたることにないと踏んでいます。それはそうだと思いますね。2016年の怪我はひどかったですから。
2016年のシーズン・エンディング
2016年の怪我の模様は下記のナッツとのディールが決定した時に記載しています。
デビュー2年目の2016年4月7日、LFを守っていたカイル・シュワーバーは、打球を追いかけ、CFのデクスター・ファウラーと交錯。左膝の前十字靭帯を断裂。シーズン・アウトとなりましたが、ワールドシリーズには戦列に復帰。活躍しました。
アレックス・アビーラも
なお、ナショナルズはベテラン捕手のアレックス・アビーラも10 Day ILとなりました。アレックス・アビーラは両足のふくらはぎを傷めてのIL入りです。
【移籍】アルシデス・エスコバーを獲得
なお、ナショナルズは現地2021年7月3日、ロイヤルズからアルシデス・エスコバーを金銭トレードで獲得。一旦は、マイナーで受ける形を取りつつも、早速、アクティブ・ロスターに入れました。
2020年はヤクルトに所属したアルシデス・エスコバーは、今季34才のシーズンとなります。トレイ・ターナーがDay to Dayの怪我もあり、まずはエスコバーを内野全体のバックアップとして起用する見込みです。ロイヤルズの最強時代の内野の要でしたからね。
その他ロスターの動き
なお、ナショナルズはロスターを空けるため、内野手のウンベルト・アルテアガ(Humberto Arteaga)をDFAとしています。これにより、アルシデス・エスコバーがアクティブ・ロスターに入ったのでした。
また、キューバ出身の33才の右投げ左打ちの外野手、ヤディエル・ヘルナンデス(Yadier Hernandez)と捕手のトレス・バレラ(Tres Barrera)をトリプルAからコールアップしました。
トレス・バレラは26才。2020年7月にPeds(禁止薬物)使用のバイオレーション(規定違反)で80試合のサスペンション(出場停止)処分を受けていました。今回は、アレックス・アビーラの代わりのコールアップで、正捕手のヤン・ゴームズのバックアップとして配置される予定です。
カイル・シュワーバーの怪我後、勢いが削がれたナショナルズは3連敗で借金1(現地2021年7月3日時点)。ここからどう巻き返すのか、見ものです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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