筒香選手は2022年もパイレーツ
現地2021年11月24日、筒香選手のディールが決定。パイレーツと1年で$4Mでサインとなりました。このディールは割と予定通りというところでしたね。
Report: Pirates re-sign Tsutsugo to 1-year, $4M deal https://t.co/cqInfANyOU pic.twitter.com/BpVru8V5qv
— theScore MLB (@theScoreMLB) November 25, 2021
2021年はレイズDFAから
メジャー2年目の2021シーズンは筒香選手にとっては試練のシーズンとなりました。
レイズで開幕を迎えた2021シーズンはチャンスをもらうも、5月8日まで26試合に出場し、78-13、打率.167、OBP .244、SLG .218、HR 0、二塁打4、RBI 5、BB 8、SO 27。現地2021年5月11日にDFAに。
2020シーズン(60試合中51試合に出場)の成績が、157-31、打率.197、OBP .314、SLG .395、HR 8、二塁打5、RBI 24、BB 26、 SO 50でしたから、率としては1年目を下回るペースになりました。
2020年のスプリング・トレーニングでの試合不足が響く
思うに筒香選手が苦戦した理由の一つに、メジャー1年めの2020年のスプリング・トレーニングのゲームがコロナ・パンデミックで途中で打ち切られた点にあったと思うのです。経験値を上げたかった3月から6月の間に実戦が完全にシャットアウトされました。
もしもこの時期に実戦でメジャーのファストボールを体感しておけば、早めにタイミングのとり方を改善したのではないか?とも思います。NPBで精度の高い変化球を攻略するために身に着けた動作がMLBではファストボール対応の邪魔になってしまいました。
ドジャースの3Aで揉まれる!
レイズをDFAになった後、5月11日にドジャースへのトレードが決まった筒香選手は、ドジャースで即出場機会を得るも、ロスターの関係でトリプルAでの出場が多くなりました。
メジャーでの成績は12試合、31−3、打率.120、OBP .290、SLG .120、HR 0。
そして6月17日から8月13日までトリプルA、オクラホマシティ・ドジャースに在籍。そして、この2ヶ月間が筒香選手にとって1年目のスプリング・トレーニングの試合数不足を埋め合わせる経験を積むとても良い機会になりました。
トリプルAでの成績は43試合で148-38、打率.257、OBP .361、SLG .507、OPS.708。HRは10、RBIは32。ここで掴みましたね。
パイレーツで大攻勢
現地2021年8月14日にオクラホマシティ・ドジャースをリリースされた筒香選手でしたが、現地2021年8月16日にパイレーツが獲得。メジャー・ディールで即出場となりました。
1ヶ月半で8HR
パイレーツでの筒香選手は、2試合連続二塁打から始まり、4試合目には移籍後初HR。以降は10月3日の最終戦まで約1ヶ月半で43試合に出場。127-34、打率.268、OBP .347、SLG .535、OPS.883。何と言っても、HR8本をマークしたのは大きかったですね。
今回の契約もこのパイレーツ移籍後の猛ラッシュがあったからこそ実現したと言っても過言ではありません。
現時点でパイレーツNO.1のサラリー
2021年は完全にタンキングしたと見られるパイレーツ。タンキングとは平たく言えば、あえてお金を使わず、低い順位でも已む無しとする姿勢のことを言います。補強せず、大負けのまま。
現時点で筒香選手のサラリー$4MはパイレーツのサラリーのNO.1。今、FAの選手が抜けているので余計にそうなっています。それに次ぐのが、2021年のサラリーですが、MLS4.107の3Bのコリン・モランの1年/$2.8M。ナ・リーグのタンキングの筆頭のような状況ですが、これから筒香選手を上回る選手の獲得もあると思います。
メジャー3シーズン目の筒香選手の活躍に期待したいですね。
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