NLDS Game3
現地2021年10月11日、緊迫した投手戦が続いているブルワーズとブレーブスのNLDSですが、この日は、またしてもブレーブス投手陣が力を発揮。イアン・アンダーソンが5回をスコアレスに抑え、そしてブルペンがまたしてもいい仕事をしてブルワーズの反撃を抑え、ブレーブスが勝利。
NLCSへ王手をかけました。
両先発がいい立ち上がり
先発はブレーブスがイアン・アンダーソン。ブルワーズがフレディー・ペラルタ。ブルワーズにすればローテーション3本柱の一人。層が厚いです。
ともにいい立ち上がりとなった2人ですが、先に失点しそうになったのはフレディー・ペラルタでした。
タイムプレーも見られた!
2回裏、ブレーブスは、オースティン・ライリー、アダム・デュバルの連続シングルで、ノーアウト1、2塁のチャンス。
つづくエディー・ロザリオは、RFに犠牲フライを放ち、ライリーが3塁へ進塁。1アウトランナー、1、3塁となりました。
そこで、次打者のトラビス・ダーノーが待ってましたと言わんばかりにLFへ犠牲フライ。
タイムプレーとは
らくらくと3塁ランナーを返せる当たりに、クリスチャン・イェリッチがさすがの機転。ホームへの送球を諦め、1塁ランナーのデュバルがタッチアップの姿勢を取っていたのを見て、すかさず二塁へ送球。
これが3塁ランナーがホームインする前に、アウトとなり、ブレーブスの先取点を阻止することになりました。
これはタイム・プレーと呼ばれるもので、タッチアウト(フォースプレーは非該当)が必要な走者の第3アウトと、別の走者の得点のどちらが早いかを審判が見極める状況を言います。
通常、審判員はこの状況になると、タイムプレーに要警戒のサインを出し合い、2箇所のどちらが早いかを見る準備をしておきます。
デュバルの二塁へのアウトより、3塁ランナーのライリーのホームインが早ければ、ブレーブスの得点。しかし、このケースはデュバルの二塁アウトの方が先になってしまったため、ブレーブスのタッチアップは成功せず、無得点になってしまいました。
デュバル、動いてはダメ
ルールを知っておかないとこういうこともあるので、デュバルは、ハーフウェイでキャッチを見送り、帰塁するだけで良かったです。ただ、イェリッチの判断が素晴らしかったのがそもそもですが、肩に覚えのある外野手なら、ホームに投げていたことでしょう。レッドソックスのRFのように。
デュバルのその狙いは失敗に終わりました。
これで流れを引き寄せたかったブルワーズでしたが、そこに立ちはだかったのがイアン・アンダーソンでした。
イアン・アンダーソン、5回スコアレス
イアン・アンダーソンはタイムプレーでアウトになり、得点が入らなかった直後も冷静。三者凡退にかたづける好投。
それが5回の3得点につながりました。
ジョク・ピダーソンが3ランHR
5回裏、ブレーブスは2番手のエイドリアン・ハウザーからチャンスを作ります。トラビス・ダーノー、ダンスビー・スワンソンでチャンスメイクした後、イアン・アンダーソンの打順だったので、スニッカー監督はここで勝負に。イアン・アンダーソンに代えて、ジョク・ピダーソンを代打に。
これが的中。ピダーソンは2ストライクと追い込まれながらも、4球目の真ん中高めの失投を見逃さず!これがRFへの3ランHRとなり、ブレーブスが3点を先取。
中盤にいい一発となりました。
その後ですが、ブレーブスはジェシー・チャベス、タイラー・マツェック、ルーク・ジャクソン、ウィル・スミスと無失点でつなぎ、ブルワーズの反撃を阻止。
3-0でシャットアウト勝利を収めました。
ブルワーズは結局、5安打のみ。アビサイル・ガルシアがとりわけ、当たっておらず、.091です。
ブレーブスはこれでNLCSへ王手。Game4で一気に決めたいところです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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