アロンソがジャッジ超え
現地2019年9月28日、MLBもついにレギュラーシーズン161試合目を迎えました。
あと2試合と迫る中、メッツのルーキー、ピート・アロンソ()がブレーブス戦で53号HRを放ち、2017年にアーロン・ジャッジが打ち立てたルーキーのシーズンHRレコード52本を抜き去り、記録更新となりました。
おめでとうございます。
フリーで打つチャンスでしっかりHR
53号HRが出たのは3回裏の第2打席。
ブレーブス先発のマイク・フォルティネビッツが先頭のトッド・フレイジャーにシングルを浴びた後、次打者のレネ・リベラに2ランHRを浴び、メッツが2-0と先制した後でした。その後、投手のスティーブン・マッツ、1番のブランドン・ニモが倒れ2アウト。もうフリーで打っていい状況をしっかりとモノにしての一発でした。さすが!
これでメッツが3−0とし、スコアはそのままでメッツが1チャンスをものにしたというゲームでした。
アロンソの月別HR数
今季、アロンソは1年間に渡り平均的にHRを放ちました。
- 3/4月:9本 / Av. 292
- 5月:10本/ Av. 232
- 6月:9本/ Av. 307
- 7月:6本/ Av. 177
- 8月:8本/ Av. 283
- 9月:11本/ Av. 245
打率を見ると、7月は1割台と落ち込みましたが、ちょうど疲れが出た頃だったと思います。しかし、その時期においてもしっかりと6本を打ち、下ぶれを防いで8月、9月に量産でした。
40号が出たのが8月18日
ルーキー・アロンソの40号HRは驚きでしたが、それが出たのが8月18日のロイヤルズ戦。メッツの今季124試合目のことでした。
残り38試合。恐らく50号は届くだろうとは思いました。
張り詰めた緊張からの開放
しかし、ジャッジの52本は正直難しいかもしれないと思っていました。残り試合がわずかとなる中であと数本というのはかなりプレッシャーもかかります。何より数字を追うことで苦しくなるのは本人であり、そうなると野球が楽しくなることを身をもって教えてくれたのはこの春引退会見を開いたイチロー選手の言葉でした。262安打を打った年は吐き気が止まらなかったと。
しかし、やり遂げました。
その直後、嬉しさが爆発したと同時に守備についた時に流れた涙は張り詰めたものからの開放だったのかもしれませんね。
残り1試合、記録をさらに更新するかもしれません。
おめでとうございます!
お読みいただき、ありがとうございました。
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