MLBは2020年からナイキへ
Which new uniform is your favorite? 🤔 #BrownIsBack
— San Diego Padres (@Padres) November 10, 2019
こんにちは。
現地2019年11月9日、パドレスとダイヤモンドバックスが2020の新ユニフォーム(ジャージ)を披露。ダイヤモンドバックスはマイナーチェンジでしたが、パドレスは画期的なデザイン変更となりました。
マジェスティックは2019年で終了
2019年1月29日の記事でもお伝えしていましたが、2020シーズンからオーセンティック・ジャージをはじめ、MLBのオン・フィールド・アパレルはマジェスティック社からナイキへ移行となります。詳細は下記の記事にて。
それにともない、サンディエゴ・パドレスとアリゾナ・ダイヤモンドバックスがデザイン変更をいたしました。まずはパドレスから見てみたいと思います。
サンディエゴ・パドレス
Brown is back
パドレスの今回のデザイン・チェンジのメインはブラウンへの回帰。
際立つ特徴
ホーム、ロード、オルタネイトの3パターンが披露されました。一番の変更点はネイビーからブラウンへ。ブラウンはシックさを醸し出すも、明るさを奪うデメリットもあることから、同系色のイエロー多めに使うことでそれを払拭。そしてその他の注目点はこちら。
- ホームにストライプが復活。今回はライン薄めのピンストライプ。
- ロードにもピンストライプを採用。
- キャップは単色ブラウンベース、マークにイエロー。
- ロード・オルタネイトあり。パンツはロード・オルタネイトの場合、ストライプ無し。胸マークは”SAN DIEGO”ゆえ、ホームオルタでは着用しないつもりのようです。
- パンツの横にはライン無し。
現在のところはベーシックな3パターンのみの発表となっていますが、サンディエゴは軍港のため海軍由来のアーミー柄も登場するものと予想します。
追記します。現地2019年11月11日、サンデー・ホーム用に下記のアーミー柄を着用。ブラウン系とグリーン系の2パターン。パンツは白でライン入っています。
こうやってマチャードが着用している姿を見ると、ジャージ部分のブラウンはほぼブラックに見えますので、六甲颪を歌いたくなりますね。
ペトコ・パークほか、ホームページなどクラブを象徴するすべてのものはブラウンへと統一されます。
ネイビーベースは爽やかではあったが・・・
下記のマチャードの写真は2019シーズンのもので、ご覧のようにネイビーは非常に爽やかには見えました。
ただ、爽やかではあったけれどもネイビーは国旗色ということで他のほとんどのクラブがこれを採用。よって、これだと、パドレスの特色というのが消えてしまったのも事実です。
ブラウンは特色を醸し出すも・・・
もともとパドレスはブラウンのジャージから始まりました。
(各年代のデザインは以下のデータベースに収まっています。Nextで変遷をご確認いただけます)。
2019年もオルタネイトとしてブラウンは採用していました。特にキャップなどを見ると、伝統の色使いではありました。ただ、どこかもっちゃりしていたんですね。
クラブ創設が1969年ですから、今季ワールドシリーズを制したナショナルズの前身のモントリオール・エクスポスが出来たのと同じ年ですね。その当時はブラウンがきつめのデザイン。どのクラブも使っていない色合いだったのは確かです。
ただ、ブラウンだとやはりお年を召した方の好きな色であり、子供があまり手にしたがらない色であり、統一感を出した場合にどうしても地味一色で、楽しさを奪う色合いになっていたのも確かです。
よってパドレスは時代とともにブラウンの比重を抑えていき、2000年代にはネイビーをメインに使用し始めました。ところがネイビーになり、パドレスのアイデンティティが失われたのは上述の通り。
つなぎのイエロー
ネイビーを使えばパドレスらしくない。かと言ってブラウンを使えば地味で子供にも人気がない。パドレスは数年前からブラウンをメインにすると言ってはいたもののそれを踏み切れなかったのはこのジレンマがあったからではないかと思います。
その一長一短を補ったのが今回のイエローを多め添えたブラウンの採用でした。特徴を押し出しつつ、明るさを伴わせるという意味で使われたのがイエローだったということですね。
これはまさに解決策となったのではないかと思います。我々日本人からすれば、六甲颪を歌いたくなるデザインになったことを除いては。
ダイヤモンドバックス
マジェスティックからナイキへのチェンジに伴い、ダイヤモンドバックスもジャージを変更しています。こちらはマイナーチェンジ。
オルタネイトがは3種類プラススペイン語の”LOS D-Backs”タイプ。
チャコールグレーとウロコ柄を廃止
Dバックスの大きな変更点はロード用のチャコールグレーという濃いグレーの使用をやめたことです。
2017年のWBCのUSAも濃いグレーを着ましたが、斬新ではあったもののやはり明るさがありませんでした。これは数年かけてテストしたと思われます。その結果、通常のロードのグレーが最適という答えになったとのでしょう。テストすることはとても大事です。おそらく決断のための定量的なデータが手に入ったでしょう。
またかなり画期的だったキャップと首周りにあったウロコを思わせるグラデーションも取りやめました。よく考えられたデザインでもありましたが、余計なものをつけない方がアメリカでは人気が出ます。
以上、発表となった2つのクラブの新デザインのご紹介でした。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント
日本だと国士舘高校が1990年から茶色のユニフォームを使用していますね。
茶色の縦じまで、黄色の縁取りしているので、今回のパドレスのユニフォームとよく似ています。
のちに国士舘大学も2010年頃から茶色のユニフォームになったと記憶しています。
とても珍しいですよね。
私があと茶色ユニフォームを目にしたのは中体連野球部の横浜市大会で、横浜市戸塚区の中学校野球部が茶色の縦じまユニフォームを着ているのを見たことがあります。
よこはま様
はじめまして。ブログの管理人です。
>国士舘高校が1990年から茶色のユニフォーム
そうですね。高校は甲子園に出てタテジマにしましたね。
>のちに国士舘大学も2010年頃から茶色のユニフォームになった
はい。そうですね!大学も高校に寄せるような形で変わりました。
そのまま踏襲するのかと思われましたが、大学は今ではネイビーのデザインに変えたようです。
これは私も意外でした。国士は茶色のイメージがありましたので。
東都大学野球連盟のツイッター
https://twitter.com/Tohto_bbl/status/1311936513693761537?s=20
>横浜市戸塚区の中学校野球部が茶色の縦じまユニフォームを
オシャレですね!さすが、横浜の学校ですね!
コメントありがとうございました。
またご訪問ください。