大谷選手、実践登板へ
現地2020年7月7日、大谷翔平選手がエンゼルスのサマーキャンプ初となるイントラスクアッド(紅白戦)ゲームに登板。Live BP(シートバッティング)とは異なる実践での登板にちょっと力が入った模様です。
2018年9月2日以来
大谷選手がマウンドに上ったのは2018年9月2日のアストロズ戦以来。このゲームの成績は2.1イニングで被安打2、失点2、与四球2、奪三振2、被本塁打1という内容で、49球で降板。結果、敗戦投手に。
いみじくも、アストロズの先発はゲリット・コールという今となってはかなり貴重な顔合わせのゲームでした。
そこから2018年10月にトミージョン手術を行い、2019シーズンは打者で復帰したものの、9月に左膝の膝蓋骨(しがいこつ)の手術を受け、シーズンエンドとなっていたのは皆様ご承知の通りです。
久々の実戦登板は8BB
大谷選手のような大物でもやはり久々の実践は思うように行かなかったようです。この日、大谷選手が投じたのは3イニングで51球。このうちなんと四球が8つも出てしまいました。
コントロールに苦しみ、さすがにストライクとボールがはっきりしていた復帰マウンドでした。なお、ストライクは51球中、15球。
しかし、良い面もあり、与えた被安打はトミー・ラステラに打たれたシングル1本のみ。これがタイムリーにはなったのですが、連打とならなかったのはかなり強いボールが投げられていた証拠。
前向きコメント
試合後、大谷選手はリモートでの会見に臨み、やはりブルペンとの違いを大きく感じ取ったようです。そしてこの日の課題はいかに肘を心配することなく腕を振ることだったので、初登板でそれを実感できたことは大きな力となることでしょう。
ヒーニーか大谷選手か
現地24日から始まるアスレチックスとの開幕戦に備え、エンゼルスはアンドリュー・ヒーニーをオープニングに据えるのか、あるいは大谷選手をオープニングに起用するのかといったところです。
残り2週間で、コントロールの微調整は完成に近づけていくことでしょう。
エンゼルスのサマーキャンプ・ゲーム
2020年のこのサマーキャンプで、エンゼルスが開幕までに組んでいるオープン戦は3試合。
- 現地2020年7月20日(月) エンゼルス@パドレス
- 現地2020年7月21日(火) エンゼルス@ドジャース
- 現地2020年7月22日(水) エンゼルス@パドレス
いずれもロードでのゲームです。
13日月曜から始まる週でおそらくイントラスクアッドで1度、そして上記のオープン戦で1度と最低でも計2度の実践登板の機会があります。
トミージョン手術明けということで週に1度くらいの頻度にはなると思いますが、アスレチックスとの開幕4連戦のどこかでは投げると思われます。
ただ、コントロールの調整が必要な場合はその次のカードである、地元でのマリナーズ3連戦にずれるかもれません。
肘との相談
すでに肘の不安は解消しているものの、おそらくエンゼルスは大谷選手に無理はさせないでしょう。
残り2週間の調整具合が見ものですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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