帰国後の代表会見
日本時間2021年11月15日、午前10時よりエンゼルスの大谷翔平選手の記者会見が行われました。
グレーのスーツに身を包み、会場を歩く姿は「大きい」と思わせました。少し変わった襟元の白のYシャツを着た大谷選手は第一ボタンもしっかりと止め、さすがの出で立ちで登場。会見前の数分間にマイクの位置を調整したりしながら、時間を待ちました。
会場とオンラインからの質問にテキパキと答える姿はさすがに会見慣れしていると思わせました。
あまりに取材の需要が多いということで、今回の記者会見の機会を設けたとする主旨説明がありました。
印象に残る試合はDH解除のスタートゲーム
画期的だった今シーズンを振り返る記者会見において、時間が限られる中、どんな質問が出てくるのか?も楽しみの一つでした。
出身の岩手あるいは、北海道関連のメディアから出た地元に特化した質問はなかなかよかったと思います。花巻東高校の佐々木監督ともまめにやりとりしているということを聞けただけでも新鮮でしたし、日本ハムの新球場の情報も届いていたというのは興味深かったです。
これは筆者の想像ではありますが、おそらく内装や区画割りなど現状のメジャーのスタジアムのことについて大谷選手に色々聞いていたのではないか?と思います。そして本人の意見も。新スタジアムに採り入れるのではないか?などと勝手に都合のよい方向に考えてしまうようなドキドキ感もありました。
シーズンの質問で爽やかに切り裂いたなと筆者が思ったのは、「今年一番印象に残ったシーンは?」という女性アナウンサーの質問でした。このシンプルな質問がなかなか出ませんでしたね。
これには大谷選手はDH解除のゲームと回答。この日の結果がよかったから、周囲の不安も拭え、スムーズに二刀流を貫けたということでした。これはNスペでも言っていたかもしれませんね。
印象に残った投手はシャーザー
そして印象に残った投手はマックス・シャーザーとの回答も。打者はどうか?の質問に関しては、ヴラディミール・ゲレロ・Jr.やサルバドール・ペレスの名前が上がりました。ただ、素晴らしい打者が多すぎて挙げられないというようなコメントでしたね。
OFでの出場構想は「編成と状況次第」
そしてとてもよかった質問の2つ目としては、「来季は外野を守るという構想もあるようだが、それに関してはどうか?」というもの。
回答は、とても冷静で「編成次第」というものでしたね。力強かった点としては、2021年もそれをやったし、編成次第であると同時に、状況次第でそれが実現できれば、「選択肢が増えるのでいいことだ」というものでした。
登板直後の出場について聞いてもらいたかった
どこかの記者が聞いてくれないなか?と思ったのが、登板翌日の出場について。これがしんどくなかったのか?どうやってコンディションを整えていたのか?あるいは終盤戦に下半身への影響はなかったか?などを聞いてもらいたかったですね。最も近い質問が上記の外野構想だったので、残念でした。
今回の会見はイチローさんの引退会見の時ほどではありませんでしたが、やはりメンタルの質問が多かったですね。それ聞いてどうする?
何か、やった本人でなければわからない感想を直球で聞いた方がシンプルで良いと思います。上記の女性アナの超シンプルな質問がベストだったかもしれません。
大谷選手、1年間お疲れさまでした。もうトレーニングを開始するようですが、お母さんの手料理もいただいてゆっくり休んでもらいたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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