今季8度目の先発はトロントとの対戦
現地2022年5月26日、エンゼルスは地元アナハイムでブルージェイズを迎えての4ゲームシリーズ。エンゼルスはこのシリーズ以降も東海岸の強敵との対戦が続き、前半戦の踏ん張りどころでもあります。ここで大きく星を落とすと首位アストロズとの差が開いてしまう重要なシリーズが続きます。
その初戦、大谷選手が今季8度目のマウンドに上がりました。ブルージェイズ戦なので、ヴラディーミル・ゲレロ・Jr.との対戦も楽しみでもあります。
初回は球威あり。以降6回までは技術で凌ぐ
この日の大谷選手は初回、先頭のジョージ・スプリンガーにリードオフHRを許す展開に。スプリンガーには8球を費やしました。
初回にはゲレロ・Jr.との1度目の対戦があり、結果はLFフライ。
この日の大谷選手のボールでもっとも球威があったのは初回。以降は、70mph台のカーブを使いながら、いかにmid-90mphのファストボールを速く見せるかという投球が続きました。
なんとか5回表まで4失点で凌いでいた大谷選手でしたが、6回表、イニング先頭のゲレロ・Jr.にLFポール直撃のソロHRを許し5失点目。ゲレロ・Jr.も完全にカーブを張っていたというような打ち方でしたね。
6回表はボー・ビシェットにもCF前シングルを許したのですが、その時に投げたファストボールが4シームで94mph。実はこのイニングのファストボールはこの1球だけ。後はスライダー、カットが中心の投球で、もうかなり厳しい状態であったことは明らかでした。
試合後、マッドン監督は大谷選手に初回、腰のハリが出たことを明かしました。また、本人もそれ以降はだましだまし投げていたと会見で話しており、万全ではないコンディションの中、それでも高い技術で6イニングを投げぬいたのは見事。そして奪三振は10。
投球数は93で、被安打6、失点5、BB1、SO10、被本塁打2という成績でした。
ブルージェイズが6-3で勝利
ブルージェイズは計7安打しか放っていなかったのですが、HRが3本も飛び出し、効率よく得点を上げました。エンゼルスはブランドン・マーシュに好守備が出るなどいい見せ場も作りましたが、3点の反撃にとどまり、6-3でブルージェイズが初戦を獲りました。
大谷「腰のハリは大したことはない」
とにかく試合に出たい大谷選手。ローテーション投手であれば、登板翌日はしっかり体を休ませるところですが、大谷選手の場合は登板翌日も普通にDHでゲームに出場。やはりこれを続けると、腰に負担がかかるのは明白。疲労の蓄積も腰痛の大きな原因の一つです。
トラウトのようにしっかりとセーブをかけていい体調でゲームに臨んでもらいたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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