マット・ハービーがA’Sへ
現地2019年8月14日、ジョン・ヘイマンさんの情報によりますと、アスレチックスがマット・ハービー(Matt Harvey)とマイナー契約を結んだ模様です。
かつてのメッツのスター・ピッチャーは2019年7月19日にエンゼルスからDFA、リリース、そしてFAとなっておりました。
悪夢のような2019シーズンに風穴を
2018年後半にメッツからレッズへ移籍し、7勝を上げて復活の兆しをのぞかせいたマット・ハービー。2018年オフにエンゼルスと$11Mの契約を結びました。
しかし、エンゼルスでのハービーの成績は、12スタート、59.2イニングを投げ、ERA 7.09、FIP 6.35、K/9が5.88、BB/9が4.37。ほぼリーグ・ボトムの成績です。
2015年にはクオリティー・スタートが21を数えましたが、2019年は3試合にとどまっています。
かつて90マイル後半をビシビシ決めていたファストボールの平均ベロシティーは93.2mphに降下。もともとよいスライダーとカーブがあったものの軸となるファストボールが帰ってこなかったため、さらに遅い抜き球を増やすというスタイルを確立できずにエンゼルスから去ることに。
悪夢のような2019年のここまでをアスレチックスで変えられるかどうか、キャリアの瀬戸際に立っております。
チャンスはある
ハービーが競争することとなるライバル達を簡単にご紹介します。ケガからの復活、そしてプロスペクトでまもなくデビューという選手達と争うことになります。
ショーン・マナエアは2018年9月に左肩手術。9月復帰予定ですが、まだローテーションとしてカウントできません。
期待のプロスペクト、ヘスス・ルサルト(Jesus Luzardo)は一度肩を傷め、今はリハビリ投球中。こちらもまだスターターローテーションとしてカウントできず。
同じくプロスペクトのA.J. パック(A.J. Puk)は現在トリプルAでもうすぐデビューできそうですがまだカウントできる状態ではなく。
マルコ・エストラーダは腰痛でIL入り。8月に復帰予定ではあります。
2017年にルーキーとして129イニング、9勝10敗を上げ、将来のA’sのエースと言われたジャレル・コットン(Jharel Cotton )は2018年にトミー・ジョン手術。ここに来てトリプルAに昇格。イニングはショートなのでビッグリーグに上がったとしても最初はブルペンでの様子見かもわかりません。しかし、彼はいい傾向。
一応、上げておきますがPeds問題で80試合のサスペンションをくだされたフランキー・モンタスもライバルです。
TDLでロアーク、ベイリーを獲得
アスレチックスはマイク・ファイヤーズ、クリス・バシットの柱の二人を支えるべくトレードデッドラインでレッズからタナー・ロアークを、そしてロイヤルズからホーマー・ベイリーを獲得しました。
ホーマー・ベイリー復活!
そのホーマー・ベイリーですが、今季は2019年8月14日時点で10勝8敗、アスレチックス移籍後も3勝2敗と結果を残しております。もっとも、アスレチックス移籍後はERAが6.40とちょっと高いのですが、食らいついて行っている模様。
現地2019年8月14日のジャイアンツ戦では7回2ヒッター、無失点、奪三振7。
そして右手がどうなっているのかよくわからないスイングにもかかわらず3打数2安打を放ち、チームの勝利に貢献。
ハービーとは球質も持球も違いますが、後がないという点では同じ。ぜひ、ベイリーを参考に復活して欲しいですね。
アスレチックスは現地2019年8月14日時点で68勝52敗でALウェスト2位。
ポストシーズンではワイルドカードスポットを狙います。まだまだ一枠目もあり得ます!
【現地2019年8月14日時点でのWCレース】
- インディアンス:72−49
- レイズ:71-51
- アスレチックス:68-52
- レッドソックス:64−59
- レンジャーズ:60−60
お読みいただき、ありがとうございました。
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